mixiユーザー(id:60260068)

2014年10月28日16:38

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詩『激熱』


好きだ
好きだ
好きだ
好きだーっ、て何回何百回念仏のように唱えてもどうにもならないのに、布団をかぶれば



のように目の前をチラついて、真っ暗闇の中の僅かなひかりをすべて集めて

笑み

どす黒い井戸の底で燃え滾る熱情の赤い血の爆発をあばら骨が必死でこらえていて、俺は黒と白と氷と火とを行き来して体がすり減ってしまう

ばかやろう

違うそうじゃない
もぎ取られた心臓の半分が恋しがる
細胞が粉になって宇宙に飛び散ってあなたの粉と混ざるまで俺は赤く滾りつづける



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