をんなどもの果敢無さにあな愛しと思ほゆれども忍ぶるは強し〔果敢無さ(はかなさ)、愛し(うつくし)=愛おしい、強し(こはし)
いつの間に地球は上向き太陽を眼下に置いてさめざめと冬
屋根の下ばかりに居りて雑然のゴミの日の空に星見つけたり
立ちんぼも見知りて寄らず帰り路人影まばら翳む街灯
鯔背だねぇ、流し目に笑むニヒリズム禿ぐれば剃らむ!ブルースウィリス〔鯔背(いなせ)〕
懐に狗の潜めし懸想文恋ふる女を想ひ綴るに
〔狗(いぬ)、懸想文(けさうぶみ)、女(をみな)〕
春の夜に舞ひちる花の立ちかくす空のいづこに月やどるらむ
父神はなにゆえ母にこと告げぬ枕に立たばまぼろしに帰せむ
幾重にもひこうき雲の並びをりすこし霞んだ空にただよふ
ログインしてコメントを確認・投稿する