●2014年03月16日 (土) 未明
▼「もしもし、こんばんわ！」
（あれっ、あの声は・・？！）
「オレ、オレ・・、オレです。熊造です」
「やっぱり、きみか！ さあ、あがって、あがって・・」
（どうしたのかな、きつねくん・・？！）
「木常くん、突然じゃないか、久しぶりだねー」
「ほんと、しばらくです。話は別ですが・・
玄関のインターホン、夜はランプが２つ光って
キツネ目みたいで、やーですね」
（確かに、よく光るランプだ・・！）
▼「何かあったの？」
「いえ、別になにもありません。夜の散歩の途中
ちょっとお寄りしたまでです」
「ああ、そう。だったら、いいんだけど・・」
（別になにもないんだ・・！）
「若草町のあたり、ずいぶん造成が進んでいますね」
「ああ、ぼくも早朝散歩して、野路菊の丘から見たけど
もうすっかり平らになって、一本の木も残さず
丸裸になって、あとはマンションやアパートや戸建ての
家々が並んでいくのを待つばかりだねー」
（また近頃、早朝散歩をやめてるなー ！！）
▼「ナラトさんは、いま何してるンですか。
オレ、しばらく日記書いてないけど、何書いてる
のですか？」
「あっ、ちょうどよかった、これ、これを書いてるんだけど
もし時間があるなら、読んでみてくれなかなー」
「■「狐飛脚の話」�イ任垢�・・・」
（木常くんなら、どう思うのだろう・・・？？）
「コーヒー淹れたからどうぞ。ぼくはこっちで、
この内山節さんの『本』を読んでるから・・」
「『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』ですか？」
「うん、この『本』なんだけど・・」
「もう７年ほど前に出た『本』で、『日記』のタイトルは
『狐飛脚の話』なんだけど、きょう書いたのは内山さんの
『本』についてなんだ。きみの経験談でもいいし、読んでみて
感想を聞かせてもらえたら、うれしいし、新しい発見があるかも
しれないし・・」
「オレ、あんまり興味ないけど、夜の散歩は急ぐことではないから
読んでもいいですよ」
「えっ、読んでくれるの、ありがとう。じゃお願いします」
▼そーいうワケで、いま木常熊造くんに「日記」を読んでもらって
います。
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