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2014年02月26日15:32

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■「予言する日本人」　回答者紹介(写真24人から）①

●2014年02月26日（水）　　晴れ

　▼あす、この「本」を返却予定なので、取り急ぎコピーすべき
　　ページを画像に落とす。

「予言する日本人」　人物紹介　　表紙　⓪　両開き　24人

「予言する日本人」　人物紹介　　表紙　①　表(左1)　4人

　

「予言する日本人」　人物紹介　　表紙　②　表(左2)　4人　

「予言する日本人」　人物紹介　　表紙　③　表(左3)　4人　

「予言する日本人」　人物紹介　　表紙　④　裏(右1)　4人　

「予言する日本人」　人物紹介　　表紙　⑤　裏(右2)　4人　

「予言する日本人」　人物紹介　　表紙　⑥　裏(右3)　4人　

　▼「写真」を表紙に掲載しているのは、この人たちの「百年後の日本」の
　　構想力がすぐれているからではない。

　　書籍の販売上、竹内書店が大正９年刊行の『百年後の日本』を、昭和４１年
　　復刻するに際して、読書人に「この人物」なら興味を抱かせるに相違ない、
　　と判断した人たちが選ばれている。

　▼表紙、表と裏をあわせて２４人が紹介されているが、「上司小剣」を除き、
　　あと２３人の「名前」は、私もどこかで「活字」で見たことのある人物である。

　　そして、２４人中８人が小説家・歌人などで、和辻哲郎と正宗白鳥も加えれば
　　１０人となる。
　　「人生は短く、芸術は長し」であろうか、市井の人々に名を残すのは、実業家や
　　実務家ではない。本書の「目次」を見ても、大正期に日本のオピニオン・リーダーと
　　目される人物のうち、私たちが知っているのは、文学・芸術、政治・社会運動、
　　言論・報道などの分野の、ごく限られた人たちであることがわかる。

　▼加藤秀俊「解説」に加えるものがあるとすれば、これらリーダーたちの描いた、
　　あるいは希求した「日本の将来像」を、「近代日本思想史」のうえに、正当に
　　位置づける作業であると思われる。

　　私には、到底、及びもしない事柄であるが、そこに「問題点」や「課題」が
　　横たわっていること、そして、大正期と同じように、中国・韓国との外交上の
　　軋轢や、対米・対露の戦略、あるいはＴＰＰに見られる経済・貿易のグローバル化
　　などなど、国のあり方という意味で『国体』というならば、まさに１００年先を
　　展望する『国体』が、大正期と同じように問われているとの印象を受けた。

　▼そんな視点から、リーダーたちの「百年後の日本」を読むと、その見解の正否とは
　　別に、その人の人柄・人物が、長短の文章の差はあっても、そこはかとなく漂い
　　面白いと同時に、親が子の将来を案ずるように、「日本」という限定をつけるか
　　否か、少なくとも、「未来」に責任をもち、責任を感じているかどうかも、伝わってくる。

　▼表紙を飾った人物で、たとえば、島崎藤村と中里介山、その他、幾人かの
　　人物の、特集「百年後の日本」への「回答」を次に見てみよう。

　　（つづく）

　　
　　

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