■安心、安心　/　「機嫌ええけ？」

●2013年10月26日 (土)　　終日、曇天

　▼朝の散歩を諦めて、ホームページの音楽サイトの
　　メンテをやる。

　　妻は、「激辛・数独　１２」をやる。
　　

　　「あんた、何食べる？」
　　「なんでも・・」

　　「何時に食べる？」
　　「あんたが腹へったとき・・」


　　そんな会話をして、妻は居間で
　　私は、私の部屋でそれぞれのことを
　　やっている。


　▼マイミクの「らーめんちゃんの歌」さんが、
　　『安心、安心』という日記をつけていた。

　　　　・・・

　　そんなに遅くない、休日の夕方だろうか、
　　雨に降られて、家に帰ると、
　　廊下で猫が、いびきをかいて寝てたり・・、
　　また、奥さんも、居間のファーで爆睡していたり・・する。

　　　「明らかに何もかもが途中、なような空気だ、
　　　　この居間は。」

　　と、「らーめんちゃんの歌」さんである、たけちゃんは思う。
　　　
　　たけちゃんが夕飯を買ってき、用意して、そのすべてを
　　家族の５人でたいらげて、そのあと、奥さんの
　　「ひろみん」さんは、けらけら笑って言う。

　　　　「たけちゃんが家にいるんだと思うとね、
　　　　　なんだか安心してね、寝ちゃうんだよ」


　▼淡路の叔父は、生前、我が家に電話してくると、
　　まず、口上は、「機嫌、ええけ？」ではじまった。

　　家族がそろって、元気でいるのは、なかなかの
　　ことである。

　　が、みなが揃って、機嫌がいいのは、
　　もっと困難なことである。


　▼さぁ、きょうは休みだから、久しぶりに奥さんの
　　手料理で、家族揃って夕餉のテーブルを囲む・・
　　というような、ちょこっと小さな「理想」を抱く。

　　勝手に、泡沫のように「理想」は湧いてくる。

　　そして、その「理想」が崩れると、機嫌も崩れる。

　　機嫌ははかなく、いつでも砂山のように崩れる。

　　機嫌は、崩れるためにあるようなものだ。


　▼子供や孫に電話するとき、
　　私は「元気か？」と声をかける。

　　まだ、叔父のように
　　「機嫌ええか？」
　　とは、すぐに出てこない。

　　しかし、思うのは
　　　「機嫌いいか？」
　　そのことだけである。

　　――　" Music is Love in search of a word. "　―――――――――――　
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