■年寄りの考えること （1）/ 吉行和子・鶴見俊輔・吉本隆明

●2013年10月25日(金)　　雨

　▼今朝のNHK「あさいち」に吉行和子さんが出演していた。

　　いつもマイペース、自分の考えに従って生きているという
　　印象を与える女優さんだ。

　　印象だけでなく、実際にもそんな人のようである。

　　幼少のころ、喘息を患い、その苦しみに圧倒され
　　耐える中で、人生に対する考え方を培ってきたような
　　感じだ。


　▼最近、人間は年をとってきたら
　　何を考え、何を思うべきか、
　　と思ったりする。

　　「べき」などと当為に云うべきでなく、
　　「人は年とると、どんなことを考えたり、
　　　思ったりするようになるのであろか」と
　　推量形で控えて云う方が、妥当なのかも知れない。


　▼「あとは死ぬだけ」なんて正直に自分の気持ちを
　　話すと、いやな顔をされるがオチなので、口には
　　出さない。


　▼吉行さんの話を聞いていると、年取ると智慧が身に
　　つく、と思ったりする。


　▼鶴見俊輔さんや吉本隆明さんの「本」を読むと、
　　この人たちの老齢期の思索には、人は年を取ると
　　何を考え、思うべきか、
　　あるいは、何を思うようになるか、どんなことを
　　感じるか、そのことについて書いているように思う。

　　　　　　　　　　　　　　narato　niki　（楢門二樹）

　　　
　（「yahooブログ」から）

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