●2013年08月25日 (日) 曇り
▼未明、激しい雨音で目が覚めて、
あわてて部屋の窓を閉めた。
カーテンの向こうの
暗闇で、ザザ降りの雨が降っている。
となりの部屋の出窓も閉めに行く。
開いたガラス窓からは、まだ雨は吹き込んで
いなかった。
▼きのう、島根や山口のほうで集中豪雨があり、
神戸あたりでも、大雨注意報が出ていた。
一日中、ときどき降っては、やんで
夕方になって、小雨の中で山鳩が鳴いていた。
雨がやむと、ツクツクホウシが鳴いた。
▼きょう、妻はパーマに出かけた。
そのとき、急に空は晴れてきて、
また、夏の日射しになった。
ひとり残って、TVで『こだわり男とマルサの女』の
(1)「宮本信子 天才との日々」
(2)「伊丹十三 『お葬式』への道」
を続けてみた。
▼『葬式というのは、我々がふり捨ててきた共同体の儀式ですよね。
近代に向かって踏み出すため、我々がふり捨ててきたムラとかイエ、
要するにふるさとですね。(中略)
そして人が死にますと、葬式という形でふるさとが、突如、我々の
首ねっこをとらえる。(中略)
要するに、葬式というのは、ふるさとと近代の交点にあるわけで―(中略)
そういう、シティボーイがふるさとの役を演じるのが「お葬式」である。』
番組中、映画「お葬式」にまつわるインタビューで、伊丹十三がそう
語っていた。
▼また、曇ってきた。
番組を見終わって、映画『家族ゲーム』で、
伊丹十三が、目玉焼きの黄身を「チュー、チュー」するのを
思い出した。
実際、宮本信子に膝枕をしてもらってたり、子供たちにしつけのための
理屈を滔々と述べるくだりや、また、父・万作「無法松の一生」の脚本に、
父から自分へのメッセージを見出す話など、番組は、再放送であったが
見ごたえがした。
▼きょうも、曇り空の下で
デッデッ、ポッポー、
デッデッ、ポッポー、
と、山鳩が鳴いている。
遠い夏の日の昼下がり、セミも鳴きやんで、村は静寂に包まれ
何の音もしなかった。
山のほうから、くぐもった声で
デッデッ、ポッポー、
デッデッ、ポッポー、
と、山鳩が鳴いているのが聞こえた。
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