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2013年01月06日20:27

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■父と子

●2013年01月06日 (日)  晴れ

 ▼冬の日は早く落ちる。
  薄い柿色に染まった雲が浮かんでいる。
  まだ寒さはこれからだが、
  冬至は過ぎて、どこか冬の日差しにも春を思う。

 ▼午後4時を回ってから、妻といっしょに家を出た。
  妻は、6時に予約した三宮の美容室に、
  私は、中央図書館に返本しに。
  図書館近くの「もっこす」で
  ラーメンと餃子を食べ、妻と別れた。

 ▼『子規全集』の「月報」のコピーをとり、
  10冊を返し、6冊借りた。
  喫茶店で、とったコピーの「月報」を読む。
  読みながら、うとうとする。


 ▼東京に住んでいた頃、親に「交通博物館」に連れて行ってもらった。
  これは、電車や汽車が好きで、私がねだったものだと思う。
  「上野動物園」も親といっしょに行ったと思う。
  私はオーバーを着ていて、タヌキかキツネだったか襟巻をしていた。
  園内で買ってもらったブリキの象のパッチをつけた。

  父は、蔵前の国技館で私に「大相撲」を見せた。
  このとき、母は同行せず、父といっしょに行くのがいやな気がしたのを
  覚えている。

  母は、東京を離れる前、私と妹を連れて、「はとバス」で東京見物に
  連れて行った。このときも私はオーバーを着ており、たしか象のパッチも
  オーバーの胸につけていたと思うが、皇居の二重橋で記念写真を撮った。
  父は先に宮崎に行っており、このあと母は宮崎に向かい、私と妹は淡路で
  暮らした。

 ▼親が連れて行ってくれた所には、私は自分の子供たちも連れて行ってやりたい
  と思った。
  大阪の弁天町だったか「交通博物館」に連れて行った。
  「動物園」は王子に連れて行った。手近な所だった。
  「水族館」は親には連れて行ってもらってないが、須磨に連れて行った。
  これも手近な所だった。

  東京見物のとき、「歌舞伎座」の前を通ったと思う。あの正面の屋根造りが
  おぼろに記憶に残っている。
  子供たちには、結局、「大相撲」を見せていないし、見たことはないが
  見せてやろうと思った「歌舞伎」も連れていけなかった。

 ▼夜、NHKスペシャル『父と子 市川猿翁・香川照之』を見た。
  市川中車になった香川照之に「正岡子規」を、
  市川猿翁に、自分の父を重ね合わせながら見ていた。


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