●2013年01月06日 (日) 晴れ
▼冬の日は早く落ちる。
薄い柿色に染まった雲が浮かんでいる。
まだ寒さはこれからだが、
冬至は過ぎて、どこか冬の日差しにも春を思う。
▼午後4時を回ってから、妻といっしょに家を出た。
妻は、6時に予約した三宮の美容室に、
私は、中央図書館に返本しに。
図書館近くの「もっこす」で
ラーメンと餃子を食べ、妻と別れた。
▼『子規全集』の「月報」のコピーをとり、
10冊を返し、6冊借りた。
喫茶店で、とったコピーの「月報」を読む。
読みながら、うとうとする。
▼東京に住んでいた頃、親に「交通博物館」に連れて行ってもらった。
これは、電車や汽車が好きで、私がねだったものだと思う。
「上野動物園」も親といっしょに行ったと思う。
私はオーバーを着ていて、タヌキかキツネだったか襟巻をしていた。
園内で買ってもらったブリキの象のパッチをつけた。
父は、蔵前の国技館で私に「大相撲」を見せた。
このとき、母は同行せず、父といっしょに行くのがいやな気がしたのを
覚えている。
母は、東京を離れる前、私と妹を連れて、「はとバス」で東京見物に
連れて行った。このときも私はオーバーを着ており、たしか象のパッチも
オーバーの胸につけていたと思うが、皇居の二重橋で記念写真を撮った。
父は先に宮崎に行っており、このあと母は宮崎に向かい、私と妹は淡路で
暮らした。
▼親が連れて行ってくれた所には、私は自分の子供たちも連れて行ってやりたい
と思った。
大阪の弁天町だったか「交通博物館」に連れて行った。
「動物園」は王子に連れて行った。手近な所だった。
「水族館」は親には連れて行ってもらってないが、須磨に連れて行った。
これも手近な所だった。
東京見物のとき、「歌舞伎座」の前を通ったと思う。あの正面の屋根造りが
おぼろに記憶に残っている。
子供たちには、結局、「大相撲」を見せていないし、見たことはないが
見せてやろうと思った「歌舞伎」も連れていけなかった。
▼夜、NHKスペシャル『
父と子 市川猿翁・香川照之』を見た。
市川中車になった香川照之に「正岡子規」を、
市川猿翁に、自分の父を重ね合わせながら見ていた。
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