●2012年11月13日(火) 曇りときどき雨
▼先週の火曜日、眼科に行った。
薬で瞳孔が開いたままの状態して、
眼球を、上・右上・右・右下と、時計回りに動かすよう
指示される。
ライトをあてながら、医師は丹念に眼の中を覗きこんだ。
そして「問題はないようですね」と、こともなげに
言った。
「飛蚊症ではあるが、他に異常はない」ということである。
結局、何の薬も処方されず、私は安心したような、
頼りないような気持で医院を出た。
▼晩になって、「2000年会」の忘年会の連絡を電話でしながら、
その話をすると、私よりひとつ年下の相手は、
「オレなんか、もう3年前もから始まっている。六十七で
なったんだったら、遅い方だよ」と笑う。
この一週間で、少しずつ慣れてはきたが、
何かに焦点を合わそうとすると、
そこに、すっと目玉の右上から「ぞうり虫」が飛んでくる。
・・・・・・・
▼きのうは、帰り道、
『日本の七十二候を楽しむ』という「本」を買った。
「二十四節気」や「七十二候」は、時候を示す「暦」のひとつで、
一年を太陽の軌道をもとに「夏至・冬至」と「春分・秋分」で
「二至二分」して四分割し、これを「春・夏・秋・冬」として、
その「四季」を二分・三分、計六分割して「二十四節気」とし、
更に「二十四節気」を三分割したものが「七十二候」である。
ひつとの「候」は5日ほどとなる。(
暦のページ)
これは生活の中で、太陰暦の「月日」と「季節」のずれを補うための工夫である。
▼一般に「旧暦」と私たちが呼んでいるものは、実は「太陰太陽暦」という「暦」で、
月の満ち欠けの周期(29.5305882日)をいかにして太陽の一年と同期させるか、
涙ぐましい努力が行われている。
まず、新月から次の新月になるまでが「約29.5日」であるので、
一ヶ月を、大の月は「30日」、小の月は「29日」として交互に入れ、
1年を354日と365日に近づけ、ときには1年を13ヶ月にして「閏月」を設け、
なんとかして月の姿と日付を一致させながら「暦」を作っている。
それでも、2033年には「天保暦」では、閏月が七月と十一月に現れ、しかも
「九月」の次は「十一月」になるという。(
暦のページ)
▼11月7日は「立冬」であったが、今日11月13日は「旧暦」の
九月三十日で、明日は十月一日。
晦日と朔日には、月の姿はない。
「旧暦」では十月からが「冬」である。
「七十二候」は、「地始めて凍る」とある。
『新暦・旧暦・月齢』
新暦 11月12日 11月13日 11月14日 11月15日
旧暦 9月 29日 9月 30日 10月 1日 10月 2日
月齢 月齢 27.6 月齢 28.6 月齢 0.2 月齢 1.2
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