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2012年08月12日22:03

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WEST SIDE STORY来日公演

来日公演で「WEST SIDE STORY」を見るのも4回目かな。今まではツアーカンパニーの公演ばかりでしたが、今回は本場ブロードウェイキャストで来る、というのがウリ。
まずダンスがすごいです。ジャンプすると空中で一瞬止まってるんじゃないかと思うほど。ジェット団とシャーク団が争うのがきっちりダンスの振付になっていて、ジェローム・ロビンスの振付はすごかったんだなーと改めて思います。

そしてトニーは最初出てきたときはなんてことないフツーのおにいさんで、ラブロマンスのヒーローには見えません。それが「マリア」を歌いだすと朗々としたテノールでとてもいい声。そして、マリアを見つけてバルコニーに駆け上がっていく勢い、抱き合う二人…これこそ「ロミオとジュリエット」です。「トゥナイト」のデュエットは一目ぼれした二人の心の昂ぶりを伝えてくれます。

そもそも舞台版を知ってしまうと、映画の「ウエストサイド物語」はベルナルドのジョージ・チャキリスばがりが印象に残り、「ロミオとジュリエット」が元ネタの悲恋物だということだ伝わってこないことがわかって、見る気がしなくなりました。
ですから舞台版ではそこを感じさせてくれるかどうかが大きなポイントです。
今回は、ちょうど7月に月組の「ロミオとジュリエット」を見たばかりだったのでその印象も残っていて、それと重ねても納得できるほど「ロミオとジュリエット」になっているトニーとマリアでした。

今回は衣装デザインも新しく考えられています。衣装は長年どの舞台でも初演版を踏襲してきましたが、今回は全く変えられていました。「アメリカ」のナンバーのロザリアの衣装がかわいい感じで、プエルトリコを懐かしむ天然ぶりと、それにツッコミを入れるアニタとの対比がよく出ていました。

とてもいい公演でしたが、ラストだけ腰砕けなのが残念でした。最後、マリアが死んだトニーのかたわらに座り、集まってきたジェット団やシャーク団の人たちに手を差し伸べ、みんながそれに答えてジェット団、シャーク団を問わずトニーの遺体を持ち上げて運んでいき、マリアもその後について去っていく…というのがもともとの演出です。なのにこの舞台はトニーが倒れたまま幕を下ろしてしまいました。なんでそこを端折る?
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