mixiユーザー(id:3341406)

2012年07月05日19:48

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我が家のナイーブ派

気が付いたのが遅いが、我が家にもナイーブ派の絵がある。と言っても勿論複製だが。
リビングの東側窓の両脇の壁に、金色のアルミフレームに入って掛かっている。
フレームのサイズで言うと、216×260mmの小さなものだ。
同じサイズ、同じフレームで、向かって左が横型、右が縦型である。

実は、これがどういう経過で我が家に来たのか、不思議に憶えていない。自分で買ったのでない事は確かだ。

絵をよくよく見ると、共に小さな字で、Jane Wooster Scottとサインが入っている。

ジェーン・ウースター・スコットを、ネットで調べると、以下のような情報が得られた。
・・・・・・
アメリカ合衆国フィラデルフィア生まれ。高校卒業後、ボストンのカレッジに入学。
ロサンジェルスでテレビの仕事を始めるようになる。
子育てをしながら幼い頃から好きだった絵を描き始める。
その後数年でジェーンは、現代アメリカのナイーフアート(素朴派)の流れを汲む画家としてどの州のギャラリーでもその絵が見られる人気画家となる。
アメリカはもとより、日本を始め各国で人気が高い。

彼女の作品はクエーカー教徒のシンプルな美しさやアーミッシュ教徒の農場、彼女が両親と過ごしたニューイングランド、大西洋岸の浜辺など、幼少期の風景が原点となって飽かずに描かれています。
現代の私たちの暮らしが失いつつある“ひとの仕事の共同性がもつ楽しさ、自然とのつながりの喜ばしさ”が再現され、大切なものが何か、胸に響くなつかしさと明るさで思い出させる力を持っています。
・・・・・・
断わっておくが、Wikipedia情報ではない。
Wikiにその名が乗る程の知名度ではないらしい。
今回行った常葉美術館の現代フランス・ナイーブ派絵画展の画家達も、1人もWikiに名前はない。
ナイーブ派の多くはプロでなく、日曜画家の類だから、Wikiに名がないのも尤もだろう。

ジェーン・ウースター・スコットはアメリカ人なので、フランス・ナイーブ派協会に登録される対象でないのは当然だが、上の情報からすると、かなり経済価値はありそうな人らしい。いくつかのネット上の絵画販売サイトでは、名前が見られるし、画像も探せる。
そういう意味では、素人画家でなく、プロとして扱われているのかもしれない。
その所為で「ナイーフアート(素朴派)の流れを汲む画家」というような、回りくどい表現になっているのかとも思う。
何れにしても、売れるか売れないかは後天的な事象だから、現在素人かプロかをナイーブ派の必要条件とするのは、無理がありそうだ。

タイトルは、向かって左が《 Seashore shenanigans 》(→写真1)、右が《 Dog walking:A nightly ritual 》(→写真2)と、フレームの中に文字が入っている。
日本語にすれば、《いたずらな海岸》と、《犬の散歩:夜の儀式》とでもなろうか。
 
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