■■6月の“観た”から
◆【映画】(含むDVD,TV放送)
33『ザ・プロデューサー〜ビートルズサウンドを支えた男 ジョージ・マーティン』フランシス・ハンリー
34-19『フラメンコ・フラメンコ』C・サウラ
35『重力に逆らってまで〜映画監督 西川美和が見た女子ウェィトリフティング』橋本拓哉
36-20『昼下がり、ローマの恋』G・ヴェロネージ
37-21『ルート・アイリッシュ』K・ローチ
38『伝説になった絵師 岩佐又兵衛』吉田通代
39『時空の絵師 歌川広重』？
40-22『鬼に訊け』山崎佑次
(*)タイトルの前の数字は今年の積算ナンバー、total数 - 映画館で観た数。タイトルの後ろは、監督ないし演出家。
・・・6月は全8本、映画館で観たのは、内4本。
33は、6/2、NHK-BSの特別番組。
ビートルズの曲の殆どをプロデュースしたJ・マーティンは「5人目のビートルズ」とも呼ばれた。彼の経歴と、人間としてのビートルズ、音楽としてのビートルズとの関わりについて。彼がいなければ、ビートルズはただのロックグループで終わっていたかもしれない。(→写真1…どれがJ・マーティンかというキャプションは、まさか要らないだろう)
35は、6/10、これもNHK-BSの特別番組。
女子ウェィトリフティング選手達の孤独な闘い、それを可能にするものは何か？という、映画監督 西川美和の視点。
38,39は、6/19、NHK-BSの<プレミアム・アーカイブス>。
過去のハイビジョン特集<天才画家の肖像>シリーズからの再放送。江戸初期に活躍した岩佐又兵衛の画業の特殊性。彼の『山中常盤物語絵巻』(→写真2)はMOA美術館に所蔵されているのだが、是非いつか観に行きたいものだ。
他は、6月の日記で個別に触れています。興味おありの方は先月の日記をご覧下さい。
◆【演劇・オペラ・バレエ他】(含むDVD,TV放送)
12「バレエの饗宴2012」(ボロディン他) M・プティバ他/大井剛史/東京フィル
(*)タイトルの後( )内は作曲者,原作者等。その後ろは、演出もしくは振付/指揮/演奏の順。
・・・12は、6/17、NHK総合で放映されたもの。
今年2012年3/30にNHKホールで催された同フェスティバルのライヴ収録。
新国立劇場バレエ団『アラジン』,NOISM「solo for 2」,谷桃子バレエ団『ダッタン人の踊りと合唱』,牧阿佐美バレエ団『ライモンダ』,東京バレエ団『ザ・カブキ』等、日本を代表するバレエ団のハイライトと、吉田都&ジョセフ・ケイリーによる『真夏の夜の夢』。
中でも、モーリス・ベジャール振付(音楽 黛敏郎)の、『仮名手本忠臣蔵』をベースにした『ザ・カブキ』は、バレエと歌舞伎、東西の様式美が奇跡的に結合していた。(→写真3)
◆【美術】
26「勇元会展」/クリエイト浜松
・・・文芸大<西洋美術史>聴講のAさんが出展しているというので、授業の後観に行く。
「勇元会」というのは、小山勇の教える生徒達の会。
小山勇は地元の画家で、昨年3月には「画業五十年展」の個展を同所で開催している。
生徒の作品は、油彩だけでなく、水彩,パステル、絵手紙や扇子絵等もあった。
総点数220、それに加えて先生の作品も数多く展示されていた。
Aさんの出展は2点、『浦の光』『あじさい』。
前者は県の奨励賞も獲った由。湖北の浜から遥かに見える、水面に沈む夕陽。前景には、杭に網が干されている。陽に光る網は引っ掻き瑕で細い線を表現する等、工夫が見られた。
会期 6/26〜7/2
■■6月の”聴いた”から
◆【コンサート・講演他】(含むCD,放送)
63-3〜65-5<音楽探訪>「ピアノアンサンブルの世界」�◆銑な震郛�,(p)鈴木弘尚/居福健太郎 他
66〜67<クラシック・アーカイブス>「1977年のアルゲリッチ」
・ピアノ協奏曲第1番(チャイコフスキー) C・グローヴズ/ロイヤル・リバプールフィル
・ピアノ協奏曲第3番(プロコフィエフ) A・プレヴィン/ロンドン響
68〜71ピアノ協奏曲第1〜4番(ベートーヴェン) F・グルダ/H・シュタイン/ウィーンフィル
72〜75文芸大社会人聴講<西洋美術史��>��〜��立入正之
76〜78放送大学講義<社会の中の芸術>��〜�ズ箘譱濃�
79〜80同<ヨーロッパの歴史と文化>��〜��草光俊雄
81〜85同<地中海世界の歴史>�Α銑�本村凌二,高山博
・放送大学講義明細
<社会の中の芸術>
第3回「広告芸術と共通感覚」
第4回「地域文化と固有性」
第5回「芸術家地と経済価値」
<ヨーロッパの歴史と文化>
第9回「ルネサンスの終焉と近代の始まり」
第10回「宗教改革以降のヨーロッパの宗教と政治」
<地中海世界の歴史>
第6回「ローマ帝国と多神教世界」
第7回「一神教世界帝国と古代末期」
第8回「西地中海の新たなる秩序〜古代から中世へ」
第9回「東地中海の覇者〜東ローマ帝国(ビザンツ帝国)の千年」
第10回「三つの文化圏」
・・・68〜71は、CD鑑賞。
<音楽探訪>「ピアノアンサンブルの世界」で平野昭が提示していた、ベートーヴェンの開発した19世紀型(ロマン主義)ピアノ協奏曲の姿を、CDで再確認。
3番と4番の間には、大きな時代の転換がある。3番迄は、モーツァルト的な古典的スタイルが主を占めている。
1970〜71年録音、(p)フリードリヒ・グルダ/(cond)ホルスト・シュタイン/ウィーンフィルハーモニーの名盤。
他は(放送大学講義以外)、6月の日記で取り上げています。日記を参照下さい。
■■6月の”読んだ”から
◆【書籍】
18『裏側からみた美術史』宮下規久朗
19『福田平八郎と日本画モダン』山下裕二他
20『セザンヌ〜パリとプロヴァンス』ドニ・クターニュ他
(*)書名の後は、著者,寄稿者,監修及び編集者。
・・・19,20は、各展覧会場で購入したもの。展覧会の日記参。
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7月からの希望的計画
■■観たい
◆【映画】
6/30〜7/20『少年と自転車』,7/7〜7/20『ル・アーブルの靴みがき』,7/14〜27『別離』,同『誰も知らない基地のこと』,7/21〜27『ルルドの泉で』,7/21〜8/3『汽車は再び故郷へ』,7/28〜8/10『オレンジと太陽』,8/11〜24『私が生きる肌』,8/25〜9/7『星の旅人たち』『キリマンジャロの雪』『ブラック・ブレッド』『風にそよぐ草』『不惑のアダージョ』『カリーナの林檎〜チェルノブイリの森』『黒澤その道』『孤独な惑星』『瞳は静かに』『孤独な惑星』『永遠の僕たち』『カミングアウトストーリー』『善き人』『髪結いの亭主』『仕立て屋の恋』『アレックス』
◆【演劇・オペラ・バレエ他】
10/1 NHK-BS<プレミアムシアター>演劇『たいこどんどん』(井上ひさし)
12/31歌劇『魔笛』(モーツァルト)ミラノスカラ座
1/14同<プレミアムシアター>歌劇『ファルスタッフ』(ヴェルディ)『道化師』(レオンカヴァルロ)チューリヒ歌劇場
1/21<同>オペレッタ『こうもり』(J・シュトラウス��)ウィーン国立歌劇場
5/14<同>歌劇『ルスランとリュドミーラ』(グリンカ)ボリショイ劇場
・・・放映日は過ぎているが、まだ録画を観る事ができずにいる。
◆【美術】
5/26〜7/8現代フランス・ナイーブ派絵画展/常葉美術館
6/29〜8/12アール・ブリュット展/浜松市美術館
6/23〜8/19「バーン=ジョーンズ〜装飾と象徴」展/三菱一号館美術館
6/13〜9/17ベルリン国立美術館展/国立西洋美術館
6/30〜9/17マウリッツハイス美術館展/東京都美術館
3/24〜9/26「磯江毅写実考」展/河口湖ミューズ館
9/15〜11/25舟越桂展/メナード美術館
■■聴きたい
◆【コンサート・講演他】
4/30NHK-BS<プレミアムシアター>内田光子ザルツブルク2011他
・・・録画済みだが、まだ観る事ができていない。
7/7浜松混声合唱団演奏会/アクトシティ浜松中ホール
7/30NHK-BS<プレミアムシアター>オペレッタ『メリー・ウィドー』ウィーン・フォルクスオーパー2012来日公演
8/20<同>オペラ『ラ・ボエーム』ザルツブルク音楽祭2012
9/22<音楽アラカルト>「わたしのコンクール挑戦記、そしていま」小川典子/音楽工房ホール
10/20<同>「舞台監督が見た世界のオペラと舞台裏〜『フィガロの結婚』の魅力」小栗哲家/音楽工房ホール
■■読みたい
◆【書籍】
『イタリア絵画史』『下町ロケット』『笑い三年、泣き三月』『野いばら』『怪物はささやく』『掏摸』『王国』『道化師の蝶』『幻影の星』『マルセル』『楽園のカンヴァス』『高橋由一』
・・・古田亮著『高橋由一〜日本洋画の父』はじき読み終わる。
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