●9月14日(水) 晴れ
▼きょうも30度を超す真夏日。
秋の気配を見せながら残暑が続く。
ところで「虫のこえ」といえば、すぐに思いつくのは
次の歌ではなかろうか。
あれ、松虫が鳴いている
ちんちろちんちろ
ちんちろりん
あれ、鈴虫も鳴き出した
りんりんりんりん
りいんりん
秋の夜長を鳴き通す、
ああ、おもしろい虫のこえ。
きりきりきりきり、きりぎりす
がちゃがちゃがちゃがちゃ、くつわ虫
あとから馬おい、おいついて
ちょんちょんちょんちょん、すいっちょん
秋の夜長を、鳴き通す
ああおもしろい、虫のこえ
▼この「
虫のこえ」は、明治43年(1910年)の『
尋常小学読本唱歌』に
収載された。
当時、文部省は唱歌教科書の作成にあたり、『尋常小学唱歌』が出来上がるまでの
暫定的な教科書として、時の国語読本『尋常小学読本』のなかから韻文教材27首を
選び、それに曲をつけた。書名の『尋常小学読本唱歌』はそのためである。
これらの楽曲はすべて日本人による作詞・作曲で、当時としては画期的なもので
あった。
文部省は、東京音楽学校に依頼して編纂委員会を組織させ、そこの教授を中心に
構成された編纂委員が合議して作曲された。そのため、個々の曲の作詞者、
作曲者は伏せられ、著作権は文部省が所有することになった。
以来約100年、『尋常小学読本唱歌』所収の曲は現在も歌い継がれている曲が
多い。
この「虫のこえ」は、平成19年(2007年)には「
日本の歌百選」に選ばれた
という。
(出典:ウイキペディア)
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