●4月3日(日) 晴れ 風寒し
▼本年度、最初の団地の掃除である。
風が冷たい、寒い。
掃除の後、昨晩の役員会の報告事項を
みんなに伝える。
この団地ができて28年、3回目の階段役員。
団地の自治会・管理組合の連合協議会では
「当協議会としての被災地への義捐金は集めない」
ことを伝えた。
理由は、もうすでに、みんな
それぞれ何らかの形で、募金に協力しているから
「当協議会として」は募金しない、ということであった。
▼ほんとうは、きょうが「花見大会」の予定であった。
温かい日があるかと思うと、急に冷え込む日が来る。
1週間延期したのは、正解であった。
来週10日(日曜日)、明石公園で
恒例の「花見大会」を自粛せず開催する旨、
きのう、2000年会のメンバーに連絡した。
団地の桜は、寒さの中、一分から二分
花を開きはじめた。
▼3月11日以降、「目に見えない」ものについて
TVは繰り返し報道し、公共広告している。
心も思いやりも目に見えない。
放射能も放射線も目に見えない。
「情報」は映像で伝え、目に見えるもののようだが、
それが人々の判断に結びつく力、「情報力」は目に見えない。
▼8:00からは、
4チャンネルのMBS毎日放送「サンデ−モ−ニング」を見た。
10:00から
6チャンネル、ABCテレビ「サンデー・フロントライン」を見ている。
震災以降、大手メディアの「報道自粛」が気になった。
災害時、「流言蜚語」や「風評被害」につながる報道は慎むべきである。
しかし、それは、「思いやり」から、「情報管理」し「報道自粛」することではない。
▼「情報力」はどこのTVにあるのだろう。
NHKは、記録にはすぐれていたが、意見は何も言わず、いつも
大本営発表みたいな、「オフィシャル・サイト」だった。
少し姿勢が変わったのは、何日だったか、NHKの各方面の
解説委員が集まり、「討論会」を開いてからだった。
きょうの「サンデ−モ−ニング」は、震災にともなう国債発行の日銀
引き受けについてふれた。
きょうの「サンデー・フロントライン」は、原発労働者や地元人材派遣会社の
ことにふれた。
▼何が問題か。
「問題」は目に見えない。
目に見えないものを、わかるように伝えるのが
報道の役割だ。
マスメディアは「風見鶏」である。
報道も民意によって変わる。
そして、「信頼」も「信用」も目に見えない。
私たちは、その「目に見えないもの」に頼るしかない。
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