■斑目という「無責任男」　――　これは日本の不幸である

●３月２８日（月）　　晴れ

　▼いま、ＮＨＫの夜９時のニュースでみた。

　　普段は着ない作業服を身につけて、
　　並べた長机の中央で、ニヤケた顔して
　　会見に臨んでいた。

　　　　　


　　この斑目春樹（まだらめ.はるき）という男、
　　「原子力安全委員会」の委員長だそうだ。



　　　　　　



　▼つい先日（３月２３日）、ようやく、みんなの前に出てきて会見を行った。

　　そして、次のように「反省」したばかりだ。


　　　　事故や放射性物質の放出データなどを評価し、わかりやすく伝えるという
　　　委員長の役割について、会見を拒否してきた１２日間を謝罪。
　　　「官邸や文部科学省へ伝えれば良いと考えていたが、今後はできるだけ市民にも
　　　　事故の軽重判断、評価を伝えたい」と語った。



　　　　　▽読売新聞　・『対処能力超えた』原子力安全委員長、反省の弁
　　　　　▽毎日新聞　・顔見えない原子力安全委　『危機感ない』批判も



　▼その舌の根も乾かぬうちに、この態度だ。

　　「どう収束させるのか？」という記者の質問に、
　　

　ヘラヘラ笑って、体を女のようにくねくねさせて
　「それがわかれば、苦労はない・・・」と言わんばかりに
　そして、俺たち専門家にも分からんのに、素人のお前らに何が分かる、
　とでも言いたげに、オドケてみせる。

　「現在、事故中の事故なので、『予測』なんてできない・・」、にやにや。


　▼うちの奥さんは、私が「人にはみんな仏性がある」というと、
　　「そんなことあらへん。人間の中には、煮ても焼いても食えない者もおる。
　　　そんな腐った人間は、どんなことがあっても反省せえへん。
　　　死んでも、焼いても、灰になっても、変わらへん」
　　という。

　　私も、「斑目春樹」という男は、きっとそんな人間だと思った。

　　誰か、この会見のビデオ、ユーチューブで記録していないだろうか。
　　何遍も、何遍も、見てやる。　決して、許さない。
　　それは、原子力推進派であったからでも、判断を誤ったからでもない。

　　許されないのは、ちっとも「すまない」という気持がないからだ。
　　少しでも、本当に「すまない」という気持があるのなら、きょうのような態度に
　　到底なるはずがない。

　　きみは、「国民」に何の責任ももっていない、「無責任男」だ。



　●斑目春樹教授のホームページ
　　・http://www.nuclear.jp/~madarame/

　　　（出典：From the Corner of a Street）
　　
　　　※ここにあったはずだが、現在、ホームページは空白になっている。