●11月27日(土) 晴れ
▼イチョウの落葉が散っている石段を下って
毎日、駅まで向かう。
12月に入ると、冷え込むようなことを
天気予報でいっていた。
市営の団地の中を通っていくと、
竹に似た節があって高さが3メーターを超える
大振りの植物が、先週あたりからナスビのような
薄紫の花を頭頂部に5、6個つけている。
葉っぱはトマトに似ている。
気になっているが、花の名前はわからない。
▼23日の勤労感謝の日、住宅部の消防訓練のため出勤した。
非常階段を使っての避難訓練も済んで、着替えてタクシーで
水消火器を消防署に返却しに行った。
もう12時に近かった。
小一時間ほど、消防署近くの喫茶店で「本」を読んで、外に出た。
商店街を左に曲がって、湊川公園駅に向かおうとしたら
角っこに二人組の女性がいて、そのうち一人の後姿がなんとなく
似ている。
どう声をかけたらいいものか、迷ったが
「おいおい」と呼んでみた。
「あ〜ら、あんた。どうして、こんな所に?」と妻は振り返って
私を見た。
「そっちこそ、なんで、こんな所にいるの?」と聞いた。
▼シャンソンの練習が中止になって、友達とやって来たらしい。
かつて、この東山商店街は「神戸の台所」と呼ばれた所。
友達が行ってみないか、というので、いっしょに買物に来た
という。
そばで、クスクス笑っていた友達が、
「ご主人もいっしょに行きませんか?」と
私を誘った。
あわてて断って、駅に行こうとしたら、
「あんた、帰るのだったら、ついでに、これ持って帰って」と
白いポリ袋の手提げを渡された。
見ると中に、いま買ったのか、深紅に染まったポインセチアの
鉢が入っていた。
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