●11月14日(日) 晴れ
▼妻が出かけてから、寝た。
目が覚めると夕方で、洗濯物を
取り入れにベランダに出ると、
淡いブルーの空に白い半月が南に
懸っていた。
テレビでは、大相撲が始まっていた。
▼きのうアツシの小学校に行った。
小学生最後の音楽会ということで
エンデイング・ソングを歌っていた。
幼い顔が、どことなく精悍な面立ちに
なっていた。
▼黒鉄ヒロシがNHK「プロジェクトJAPAN」という番組で
勝海舟のことを語っていた。
「
黒鉄ヒロシが語る勝海舟」
妻が出かけるまで、横になって見ていた。
勝海舟は「覚悟」のできた人であった、というような
内容の話だった。
「覚悟」とは、つまるところ「死を覚悟」することらしい。
「死」は一般に恐怖である。
一に、死に至る痛みや苦しみへの恐怖。
二に、家族や友人からの別離の恐怖。
三に、財産を失うことへの恐怖。
四に、死そのものの不条理への恐怖。
この四つを「死の恐怖」としてとりあげ、勝海舟はこれらを
克服していた、と氏は語っていた。
「三」には笑ってしまったが、「四」については、
聞いていた中学生は、どれほど理解できたかは
わからないが、「三」まではまだ生きているからの恐怖であり
「四」こそが「死の恐怖」であろう。
▼黒鉄ヒロシ氏は私と同い年。
同い年くらいの人が、いまどんなことを考えているのかを
聞くのは楽しい。
おそらく氏は、若者には「希望」を、自分には「覚悟」を、
と思っているのであろう。
聞くだけで、語るのものは持ち合わせていないけれど
若い人には「希望」をもってほしいと切に思うのは氏と同じである。
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