昨日10日佐倉川村記念美術館から返す刀で千葉市美術館へ。
僕は一村の作品は初見。一村には「日本のゴーギャン」という冠が付いているが(一村が晩年期単身で奄美に居を構えた事がゴーギャンのタヒチ行きが連想)、むしろ、その画質はアンリ・ルソーの雰囲気に似ている。一村は元々描写技術は高いが、熱帯を描く時その描写力を抑えて密度を高くして平板に描くせいか、ちょっとルソーっぽい。
『白梅図』(画像1)…神童の名を欲しい侭。数え9歳の作。この頃の号は「米邨」
『白梅と軍鶏図、千葉寺風景荷車と農夫図』…千葉時代の新発見作品
『不喰芋と蘇鐡』(画像)…「この絵だけは誰にも譲れない、閻魔大王へのお土産なのですから…」奄美時代の晩年作
驚きに満ちた日本画家は見るべきです。今月26日まで
ログインしてコメントを確認・投稿する