●６月１８日(金) 雨
▼メモ
・仕事が終わって三宮に出た。
次に読む「本」を探しにジュンク堂に寄る。
・雨が烈しくなる。
・妻に携帯するも、繋がらず
リファーレ横尾で、妻の帰りを待つ。
・階段下で、駅から来るか、コープの買い物帰りに
出会うか、と思いつつ待っていると、コープの側の
通路から、妻が私をみつけてほほ笑む。
▼今週は休みが多いので呆けている。
昨晩も「YouTube」で遊んでいた。
すると、「昭和歌謡伝説 なかにし礼」という
あるＴＶ番組を録画したものがひっかかてきた。
２時間番組で、それを１０回に分けて録画していた。
「なかにし礼」という名前は、いろんな流行歌のヒット曲の
作詞家であり、妻がやってるシャンソンの訳詩もしているので
よく知った名前だ。、
最近は「本」も書いているので、満州からの引き揚げの話や、
１４歳年上の兄との確執の話も、ぼんやり知っている。
それで、ついつい見てしまった。
▼長い！ でも見てしまった。
昭和歌謡伝説 なかにし礼 ��/10
昭和歌謡伝説 なかにし礼 ��/10
昭和歌謡伝説 なかにし礼 ��/10
昭和歌謡伝説 なかにし礼 ��/10
昭和歌謡伝説 なかにし礼 ��/10
昭和歌謡伝説 なかにし礼 ��/10
昭和歌謡伝説 なかにし礼 ��/10
昭和歌謡伝説 なかにし礼 ��/10
昭和歌謡伝説 なかにし礼 ��/10
昭和歌謡伝説 なかにし礼 ��/10
▼なかにし礼は、芥川龍之介の
人生は一箱のマッチに似ている。
重大に扱うのは莫迦々々（ばかばか）しい。
しかし、重大に扱わなければ危険である。
という言葉が好きだと云う。
兄の借金を肩代わりし、自分の事務所も倒産し、
もう、どうでもいい、と思ったとき、
自分のアルバム「マッチ箱の火事」を出した。
また、兄が死んだとき、
僕の兄さんをやってくれてありがとう
親代わりをやってくれてありがとう
いじめてくれてありがとう
死んで呉れてありがとう
という言葉を書いている。
▼「なかにし礼」は、まだ生きている。
私は、また、ふと、映画『蒲田行進曲』のことを思い出した。
たとえ此の世は「マッチ箱の火事」であるにせよ、
トンネルを抜けて、その先に
「なかにし礼」は何を見ようとしていたのだろう
と、思う。
兄が死んだあとで、
「兄は、私の影だったのだろうか」
と問うと、兄は
「お前が、俺の影なのさ」
と、ニャッと笑って答えたという・・。
なんとも救われない気持になった。
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