●6月2日(水) 晴れ
▼「機嫌ええけ」と、淡路の亡くなった叔父は
いつも、こちらの状態をまず聞いた。
電話がかかってくると、話を切り出す前に、
叔父は、安否確認のように、そのように
言うのが常だった。
「お元気ですか」という常套句とはちがった
親密なものが伝わって来た。
人のことを思いやる、というのは
できそうで、なかなかできないことである。
つい、自分のことを考えてしまう。
そんなとき、淡路の叔父の
「機嫌ええけ」
という言葉を思い出す。
▼重大な判断をするとき、
人は何を基準に
自分を決めるのだろうか。
騒ぎ立てず、ゆっくりと考えてみる。
そうすると、
自分にとって、何が大事か
見えてくるものがある。
自分でもそれは意外だったりする。
自分を勘定に入れないときに
人は判断を誤らないような
気がする。
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