●5月17日(月) 晴れ
▼メモ
・朝はコタツを入れ、昼は少し動くだけで汗ばむ。
・昨夜、風呂で足小指のタコの白皮を削ぐ。
本日、削いだ外周が痒い・・、オロナインを塗る。
・職場を出ると西空に日が高く、眉のような月が懸っていた。
▼2,1,2のリズムで働き、休みが早く来ることを考えているが、
仕事が始まると、仕事がいやだなー、と思うわけではない。
逆に、仕事には「目標」があり、これを達成しようと意欲が沸くので
気分がいい。ずっと仕事、ではなく、次の休みを楽しみに働く。
▼きのう「楽に生きる」と書いたら、きょうの夜のニュースで、新藤兼人監督が
次の映画を撮る話をしていた。
車椅子に乗っているが、顔つきはへたっていない。
目も鋭いし、ごつい顔から意志や気迫が伝わってくる。
98歳だそうだ。
・・・・
よく「生涯現役」などという言葉を聞くが、定年過ぎて外郭団体や関連会社で
働いている元気な人・・・、というようなものとは別の次元を感じてしまう。
▼「これが最後の作品である」と心に決めているようでもあったし、
「この映画を撮ったら休む」とも言っており、それは長い長い休みを指して
いるようにも聞こえた。
そして「これは欲望だ、欲望に燃えている」と明言している。
すごいと思った。
そんな「仕事」を持っている事にも敬意を覚えた。
▼「のんびり」とか、「楽に生きる」とか、云った問題ではない。
きのうの日記にもらったコメントには、私の今を書いたけど
こんな執念と断念の仕方もあるかと、監督の面構えに畏敬の念を抱いた。
●日記「
総目次」
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