●5月8日(土) 晴れ
▼メモ
・5月に入ってこの休みまでを、「出勤日」と「休日」に分けると、
7日間が「休日」で2日が「出勤日」。 これじゃ仕事が溜まる訳だ。
・妻のゴールデン・ウイークは昨日から始まり、明日までの3連休。
・なんか、ずーっと連休が続いているような気分である。
とりあえず仕事のことは考えず、きょうは一日、遊ぶことにした。
▼電車の中で夫婦連れが話している。
「これ黄砂?」と空を見上げる妻。
「いゃーちがうやろ、うす曇りやけど・・」と夫。
明石海峡大橋の空には、うすい白い雲が広がっているが
いい天気だ。
※写真は「神戸観光壁紙写真集」から
▼淡路に墓参りに行くとき、高速バスの車窓から見たことはあるが、
「淡路夢舞台」にまだ行ったことがない。
妻は「いい所よ。誰か来たとき案内するのに近くて、もってこいよ」と言う。
建築家・安藤忠雄の設計で、、2000年に開催された国際園芸・造園博
「ジャパンフローラ2000」の会場になった。隣接して国営明石海峡公園がある。
敷地は広大(約28ha)で、丘の斜面にプロムナードガーデンが展開する。
ロード・トレインに乗って標高60メートルの丘の中腹まで登る。
高台のバルコニーから東浦海岸と、国際会議場やリゾートホテル、野外劇場、
植物園などが一望できる。
▼敷地内は「百段苑」をはじめ複数の個性的な庭園が存在し、それらは遊歩道や
デッキなどで結ばれ、全体が回遊式庭園となっている。(ウィキペディアから)
妻は日傘をさし、日焼けを気にしている。ブラブラと庭園の樹木のなかの小道を
歩く。ときおり渡ってくる風が心地よい。
「百段苑」を歩く。階段状の小川が流れている。
▼園内に「奇跡の星の植物館」というのがある。
まえ友達と来たときに、妻はこの植物園には入らなかったというので
日射しを避けるために入る。
入館料は600円で、65歳以上なら半額の300円。
明日が誕生日の妻は、残念がる。
▼ゆっくり館内を歩いたあと、となりのホテルで珈琲でもと思ったら
妻が「ダメ!」という。
サッカーのベッカムが泊まったと云うそのホテルのラウンジみたいな所で
前回、妻たちは休憩したらしい。そしてお勘定でびっくり、コーヒー 900円。
・・・・
ホテル前から帰りの高速バスで、早々に退散。
▼きょうは、もうひとつ行くところがある。
高速舞子でバスを降り、JRで舞子から神戸まで行く。
神戸駅から私の職場の前を通り、新開地商店街を歩く。
前は、毎日仕事の帰りに寄っていた「松岡珈琲店」に案内。
7時までには、もう少し時間がある。
「タツが出たのは何年前だったかなー」
「3年前?」
今年は第10回になる「神戸新開地音楽祭」。
調べてみると、3年前の「
うみうし独語(140)/■子のこと」に書いていた。
そのときは、5月19日(土)に開催されている。
でも今年は、「泉谷しげる」が来ると言う。
自分が出演した映画の上映会が、この新開地のアートビレッジセンターであり、
そのとき「新開地音楽祭」のことを知ったらしい。
▼この音楽祭は、新開地の町おこしの一環で行われるイベントのひとつで、
毎年5月に、音楽祭の趣旨に賛同するバンドやミュージシャンが、
湊川公園の野外メインステージと、新開地商店街に設けられた5ケ所のステージで、
ロック、フォーク、演歌、ジャズ、吹奏楽などを、ボランティアで参加して、
2日間にわたって繰り広げる「神戸最大の音楽祭」である。
今年は、150以上のバンドと団体が参加している。
・・・・・・・
しかし、今年は何と言っても目玉は「泉谷しげる」である。
タダで、1時間の野外ライブが楽しめる・・。
▼公園は夕闇に包まれ、もうかなり人が集まっている。
パイプ椅子の外側に立ち見がいっぱい、取り囲んでいる。
7時になった。
「もうすぐ来ます。泉谷さんは、必ず来ます・・」
と中央ステージのライトの下で司会者が言っている。
ああ、遅れているのか・・と思う。
・・・・すると突然、拍手が鳴る、そして、あのいつものスタイルで
「泉谷しげる」が登場する。
立ち見の、前の人の頭が動き、ステージの「泉谷しげる」が見えたり、
見えなくなったりする。
・・・・・・
▼が、「春夏秋冬」がはじまった頃には、パイプ椅子からステージ前に
人は集まり、みんな体を揺らし、打つ手拍子が会場に響く。
ステージには、きょう出演した他のバンドも出てきて参加する。
トランペットやエレキギターが加わる・・。
私たちも、前に出る。正面に「泉谷しげる」が見える、マイク・スタンドを
もちあげている。会場が沸く。 立ちあがる。ジャンプする。
ステージから「新開地、がんばれよ!」と叫ぶ。
会場が「おぅ!」と答える。
何回もくりかえす。
※
見えないときは、ここをクリック
『今日ですべてが終わるさ
今日ですべてが変わる
今日ですべてがむくわれる
今日ですべてが始まるさ・・』
ステージと会場が一体になる。
「泉谷しげる」が叫ぶ。
さあ、自分に向かって言ってみろ!
自分だけに聞こえるように、言ってみろ!
会場のあちこで、声をあげ、自分に向かって歌う。
『今日ですべてが終わるさ
今日ですべてが変わる
今日ですべてがむくわれる
今日ですべてが始まるさ・・』
・・・・・・
●日記「
総目次」
ログインしてコメントを確認・投稿する