●5月3日(月) つづき
▼明日も休みなので、きょうの日記のつづきを書くことにした。
コザコザした出来事を書いておけば、
5日間が確かにあったことが確認できるから・・。
・・・・・
▼きょうは、妻といっしょに出かけた。
地下鉄で名谷まで行き、
妻は職場へ、私は家電量販店「コジマ」へ向かった。
コタツのコードが傷んできたので、買い替えるためだ。
しかし、もうシーズン・オフでコードはなかった。
須磨パティオの広場では、中学校の女子吹奏楽部が
「およげ鯛焼きくん」や「宇宙戦艦ヤマト」を演奏していた。
子供たちが小さかったころ、西宮北口でLPの「およげ鯛焼きくん」の
レコードを買ったことを思い出した。
長男のナオだったか、このレコードを欲しがって買いに行ったが、どこも
品切れだった。探して、西宮北口の楽器屋にあった。
これが子供たちのために買った、初めてのレコードだったような気がする。
▼妙法寺にもどって、リファーレの眼鏡屋に寄った。
最近、少し手元の字がぼやけて見えたりする。
眼鏡の度数があわなくなってきたのかも知れないので、
調べてもらった。
そしたら、近眼の視力が老化によって正常の方に近付き、今の度数では
きつ過ぎて字がボケるらしい。
いろいろ親切に説明してくれる。
連休前に、孫が来たら・・と思って財布にはいくらか用意があった。
それで、下取り割引を利用し、レンズ交換しょうと思った。
妻からは、眼にあった新しいものに、早く替えるよう言われていた。
▼いったん家に帰り、下取りに出すメガネと、二、三度しか使わないままで
しまわれているメガネを持って再度、店を訪ねた。
途中、銀行のATM機で少しお金をおろした。
もし予定の金額をオーバーしたときの用心のためだ。
持参したメガネを出して、これに新しいレンズを入れてくれるように頼もうとしたとき、
試しに、フレームも新しいのに交換したらいくら位になるか尋ねた。
そして、いくつかフレームも試着してみた。
▼手元にカネがある、というのは恐ろしいことである。
ドイツのなんとかいうメーカーのフレームが、ふゃふゃ柔らかく
掛け心地がいい。 なんとなく気にいる。
でも、値段をみてびっくりする。レンズより高い6万4千円の
札が小さくついている。
しまったことをした、カネを下ろしてくるんじゃなかった、と思ったが
心は次第に、そのフレームを買う気に傾いているのが自分でも分かる。
で、買ってしまった。
▼妻が帰ってきて、その話をした。
「いいじゃないの。毎日使うものだから、安いモンじゃないの!」
と言う。
それで、レンズも合わせた値段を言うと、瞬間、どこか、おっ、と思ったような
表情をした。
衝動買いでなければ、私にはできないような買物だったからである。
▼そして妻は穏やかに
「ああ、もうすぐ母の日で、私の誕生日だから、2万円でいいから、
2万円で・・」
と言う。
もちろん、私に異論はない。
「おカネは全部、あなたのものです」と私はつねづね言っている。
私は執事に過ぎない。
だから、あした、私は喜んで2万円おろしてくるつもりだ。
●日記「
総目次」
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