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2006年05月30日13:15

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●身辺雑記(60)/■将来の仕事

■将来の仕事

 ●きのうは、アキラの定休日でショウをつれてやってきた。
  アキラはムスメの旦那で、ショウはその子供で、私の孫。

  日曜日が中学校の父親参観日で、きのう月曜日はその振り替えで
  ショウは休み。

  アキラの方は、スーパー関係の商品納入・運搬のトラック輸送の
  仕事をしている。日、月、が定休日で休みだ。


  いつもは、アキラとショウだけでなく、チカ、アツシ、ムスメの
  家族全員5人で、夜にやってくることが多いが、月曜日の
  午前中の学校がある日なので、中二のショウだけが、学校が休み
  ということで、父親の車に同伴して、我が家に来たのだ。



 ●妻は、共同購入で買った特売の食料品や、子供が喜びそうな
  お菓子をためておいて、ときどき、それをムスメ一家が我が家に
  取りに来る。

  ムスメのところから我が家まで、車で15分から20分くらいで
  来られるのだが、アキラの機嫌のいいときにしか来れない。

  仕事でしんどいときは、アキラは家にもどったら、もう動こうと
  しない。再度、車を運転して我が家に来るということが
  面倒くさい。それは、確かに面倒だとは思うが、そのほかに
  アキラに二の足を踏ませるのは、「いつも、妻の実家から
  食料品やお菓子の援助を受けている」という意識が、そうさせる
  のだと思う。

  私がアキラの立場だったら、そんな気持ちになるだろうと思って
  アキラもそうであろうと推察する。


 ●しかし、私なら自分が少ししんどく、またそんな気持ちになっても
  女房の実家から、食料品とお菓子を取りにくるようにとの
  電話があれば、一応は「ありがとう」といって、自分の二の足を
  踏むような気持ちを抑えて行くだろう。

  アキラはその点、まったく自分本位で、自分がその気になった
  ときしか来ない。また、ほとんど一人で我が家に来ることは
  なく、大体が家族全員で来る。


 ●そんなことで、きのうはショウを連れてやってきた。
  横暴で、子供みたいなところのあるアキラであるが、中二に
  なってもショウは父親を嫌う風がない。

  「うちで一番わがままは、あいつ、オヤジや」とショウは
  自分の父親を正確に評価し、しかも、父親との付き合い方を心得て
  いて、父親を煙たがったり、避けたり、嫌ったりすることがない。


  そのようなのが「自分の父親」だと納得している。
  また、ほかの父親と比較することもなさそうである。


  きっと、それには、「わがまま」と子供に評されるような
  オヤジではあっても、アキラには、間違いなく「ショウの父親」
  という、わが子に対する独自の「愛情の降り注ぎ方」がある
  のだろう。


  そして、その愛情については、ショウもアキラを疑ったことが
  ないのに違いない。




  あんなに父を嫌い、父から逃げ出そうといていた自分と比較し
  ながら、そう思う。



 ●アキラは機嫌がよいのか、「まぁ、あがって・・」という
  こちらの言葉に素直に応じて、居間に来る。

  妻とも、私とも、最近あったことをしゃべる。


  ショウは勝手に冷蔵庫をあけて、自分の飲み物を探したり
  している。


  日曜日の折込の求人広告のビラが、そばにあった。
  アキラはそれに目を通し、ショウに言う。


   「佐川急便 一般ドライバー 321,000円
    ステップアップ セールスドライバー 385,000円」

   「セールスドライバーって なに?」

   「自分でお得意さん、見つけてくるンや。
    7:30−16:30 ?
    これやったら、まあ、6時半には仕事始まるナ」

   「ふーん!」


 ●私が買ってやった、村上龍「13歳のハローワーク」には
  ちっとも関心を示さないが、父親の話には耳を傾けるようだ。

  私は、大学を卒業する段になっても、将来の仕事のイメージが
  つかめなかった。

  新聞の折り込みチラシを一緒に見ながら、オヤジの話、オヤジの
  仕事を見て、ショウはどんな将来の仕事のイメージを作って
  いるのだろう。




 
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