2日程前の地元紙の文化芸術覧に、西川美和の書いた雑文が掲載されていた。
スキャナーで取り込んだので、ご紹介迄。
この話は、何処かで少し聞いた事がある気がする。
TVでしゃべっていたのかもしれない。
いずれにしても、なかなか面白い話だ。
西川の映画を彷彿とさせるし、彼女のものの感じ方が顕れている。
この男、プロの寸借詐欺師か、全てが入った鞄を盗まれた哀れな酔漢か、どちらでもあり得る。どちらとしても、映画が1本撮れそうだ。
文章力も、じわじわと人を惹き付けるものを持っている。
人生を数学のように明快に割り切ろうとする人には、何を悔やんでいるのか、何を愉しんでいるのか、訳の判らぬ人種と受け取られる事だろう。
しかし、人生はどうとでも転がるところが、面白いのだ。
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