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2009年08月16日16:31

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■夏の夜と昼

●8月16日(日)  快晴

 日曜日の朝、TVの俳句番組で
  蛸壺や はかなき夢を 夏の月
 という芭蕉の句を紹介していた。

 タコつぼの中でタコはどんな夢をまどろむのだろう。

 水底のタコと天上の月、夏の夜をうたったこの句は、同じ芭蕉の

  荒海や 佐渡に横たふ 天の河

 とともに、夏の夜空をうたったスケールの大きな句だ。
 一方は暗い荒海の波音が聞こえ、一方、蛸壷の句は、静かな海面に月が光る。



●妻の出勤にあわせ、いっしょに外に出る。
 夏の空に秋雲が浮かぶ快晴の正午近く。

 この間から気になっているサツキの植え込みに
 一本ぽつんと咲いた百合の花。
 ほかにも、通り道に百合の花が一本、二本
 咲いている。

 
 背が高いのですぐわかる。
 白くて目立つし、一本、百合だけが種類がちがう。

 そのことを話すと、妻もそれに気づいていた。


 誰が植えたでもない百合の花。
 ソロモンの栄華と対比された聖書の「野の百合」も、
 夏の日に、こんなように咲いていたのであろうか。


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