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2009年07月25日02:19

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●うみうし独語(418)/■『狂人日記』 (10)

■『狂人日記』 (10)

 ●7月25日(土)  梅雨みたいな天気

  きのうは「こみ」さんに会って、それから
  大阪に出て、次男夫婦と食事をし、ホノカに会った。

  きょうは博多の長男のところにも電話を入れたので、
  この三連休の用事は全部済んで、あともう一日
  休みが残っているという状況の、今晩、只今である。


 ●ホノカは、私の四番目の孫であるが、生まれて間もなく、
  まだ母子ともに産院にいて、そこで初対面したときから
  この子は、女の子であるが、「豪胆な子」だと思った。


    フォト  フォト
      「千絵蔵」さんの写真から無断借用



 ●女の子に対して、「豪胆」などという言葉が果たして
  褒め言葉になるのか、そんなことも考えず、言ってしまった。

  
  今年になって、正月とそれから後にもう一回、我が家に次男夫婦が
  来たときに、ホノカには会っているはずだ。
  十月が来ると満二歳になるが、これくらいの年齢のころ
  前に会った記憶というものが残っているものやら、忘れてしまうものやら
  それは分からないのだけれど、この子は会えば、すぐ私と遊ぶ。

  ほかの三人の孫とも、そうやって遊んで来た。

  自分の子に対しては、いまのようには遊んではいない。
  子に対する親みたいな気持が自分にあって、どこか
  しつけるなり、教育するなりの姿勢があった。


 ●孫の場合は、それがない。
  もっと自然に、フランクに、ニュートラルにつき合える。
  そして見ていると、言葉が話せなくとも
  随分、いろんなことを、こんな小さな子供がしゃべっていることに
  気づく。

  幸いなことに、私はまだホノカに嫌われている風はなく
  いっしょに遊んでくれる。
  そして、いっしょに遊んでいると、なんとなく
  その子の気質、性向みたいなものが見えてくるような気がする。
  その子のもつ「自分」というのが、すでにあることに気づく。


  写真に撮られたホノカを見ても、やっぱり
  この子は「豪胆」だと思う。
  けっこう、ワルを楽しんだりする気風の子供であるように
  思い、私はそれが気に入っている。


 ●ところで、色川武大『狂人日記』のことだけど、
  もう二日も前に書いた部分があるのだが、
  けれど、きょうもまた「未公開」の保存状態になっている。

  ならば、タイトルをいっそ、その日の日記に合うようなものに改めたら
  よさそうなものだが、
  気分はまだ『狂人日記』であり、この日記もその一部のような気がしている。

  それで、しばらく『狂人日記』は続くと思う。


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