■玉の露
●7月12日(日) 日中晴れ、夜半風吹く
日中は、中公園の土地が写真のハレーションのように
白く照り返して見える。 山の木々の緑が黒く、
油を浴びたように光ったりする。
夕方から、多量の湿気をふくんだ風が吹きはじめ
夜半には強風となる。
部屋のカーペットは歩くと、足裏にじっとりとした感触が残る。
ランニングを脱いで、パンツ1枚になる。
都議選の結果は、ほぼ決着がついたようだ。
●朝、妻が言う。
「あんた、来て見て!」
出窓のカーテンを開けて、そこに置いてある
サトイモを見ている。
プラスチックのペットポトルを半分に割って、水を張り、
10日ほど前から、妻はそこに使い残したサトイモを植えて
水耕栽培を始めていた。
毎朝、カーテンを開けるたびに、サトイモが芽を出し、茎が伸び
葉が広がるのを楽しんでいた。
「ほらっ、見て、葉っぱにコロコロと玉の露が・・・!」
見ると、手のひらくらいになったサトイモの葉に、真ん丸の水玉が
できている。
「きれいネー、光って・・」
●このような水玉ができるのを「露を結ぶ」と言うらしい。
また、七夕の日に、サトイモの葉にできた露をあつめて墨を摺り
それで字を書くと、字がうまくなるとも言われているらしい。
自然薯の「ヤマイモ」に対する、里の芋で「サトイモ」。
日本では縄文時代から食されていた。
そんなことがインターネットのサイトに書いてあった。
「わぴちゃんのメモ帳」から
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