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2009年04月05日23:55

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●うみうし独語(319)/■10年目の桜

■10年目の桜

 ●4月5日(日) うす曇り

  出かける前、電話がなった。
  Mさんからだった。
  体調不調、熱がありフラフラするので、いま
  寝ているとのこと。
  それで、きょうの花見大会は行けぬという電話だった。

  Mさんは、何年か前の花見大会のときも、
  当日、家を出ようとして玄関で転んで、
  それからしばらく病院通いになったことがあった。


 ●妻の出勤と時間があえば一緒に出かけるつもりだったが、
  明石まで家から1時間くらいは見ておいた方が
  いいので、私の方が先に出た。


  電車から見ると、須磨浦公園の桜見物にも
  けっこう人がでている。

  前に、須磨浦公園で花見大会をやったときは
  寒くて、ほとんど桜は咲いてなかった。
  そのとき、神戸祭りに参加するサンバのチームが、須磨浦公園や
  須磨ロープウエイの宣伝でやってきていて
  寒い中、裸に近い格好で若い女の子たちが踊っていて
  桜より、みんなそっちを見ていた。

  そのときは、Aさんが途中、気分が悪くなって
  みんなが心配した。


 ●もとの職場の同僚たちが集まって、最初は、夏のビール大会と
  冬の忘年会の、年2回の飲み会だった。
  それが続いて、今年で10年目になる。

  花見大会は、途中からやりはじめて、年3回会うようになった。

  だから、正確には「10年目の桜」ではない。
  でも、感慨としてはそんな感じで、この間、メンバーの一人が亡くなった。

  明石公園の桜は7分か8分咲きで、ちょうど見ごろだった。
  
  明石城の桜は、もう古本が多くなっていて、
  このままだと桜の維持がむつかいので、「サクラ募金」というのを呼び掛けていた。


  池を半周して、ぶらぶら歩き、
  サクラや出店や池のポートや宴会をやっている人や
  新緑の木々を見る。

  子供づれの若い人もちらほらいるが、私たちと同じ年恰好の人が
  多いのに気づく。


 ●堀端の近くの、炉辺で飲み会となる。

  来年は10周年だから、花見でなくて旅行に行こうか
  という話も出た。
  まぁ、あと10年くらいのもんだから
  元気なうちに行こうよ。


  たしかに、そうかも知れない。
  こうやって集まるのも、あと何年か。
  10年先も集まるとして、もう半分が過ぎた。
  のこりは「想定内・射程距離内」の時間の長さだ。


 ●2時間くらい、とりとりめのない話をして
  次はビール大会で、また・・、ということで解散になった。


  明石まで出てきたので、酔いざましを兼ねて
  港の方まで歩き、むかし明舞団地に住んでいたころ
  子供たちを連れてこの街を歩いたのを思い出していた。

  駅の南は、ずいぶんと変わっている。
  ぐるっとまわって、また駅にもどり
  構内の喫茶店で休憩。

  うとうと、しばらく眠った。


 ●切符を買い、上りのホームにあがっていったら
  ちょうど電車が停まっていたので、乗った。

  すこし混んでて、なんとなくヘンだなと思ったら、
  電車は西に向かっていく。


  明石駅の上りホームには、下りの新快速が停車するのだ。
  西明石にも停車するので、まあ安心したが、
  こんなこともあるなー、と思った。


  妙法寺駅についたら、まだ日があり
  団地の桜は桃色になっていた。

  明るいうちに帰れて、よかったと思った。

  
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