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2009年03月25日02:01

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●うみうし独語(308)/■急がなくとも

■急がなくとも

 ●3月24日(火) 晴れ 日中あたたか

  朝、南の出窓が開けてあり、風が吹き込んでくる。
  すがすがしいが、寒いのでストーブをつける。

  「あんた、寒いんだったらマフラーしていけば・・」




  8時9分に家を出る。
  あわてて足がもつれないないようにと、階段を下りていく。

  最近は、なにかの拍子に自分の意思とちがって
  右左の足が動いて、右・右と、二回続けて右足が出るような勘違いの感覚を
  自覚したり、また、階段の段差を感覚が間違えて、段を踏み外しそうになったり、
  足が上がっておらず、そのため平地を歩いていて、爪先が地面につっかかたりする
  経験している。



 ●きょうは火曜日であるが、1日を2日単位で把握して、
  (月・火)(水)(木・金)の2・1・2 のリズムで働いていると、
  火曜日の朝は、(火・水)曜日のはじまりで、きょう働くと
  もう週の真ん中の水曜日が終ったような感じである。


  妻に、そんな話をすると笑われる。

  「あんた、なんで日が早くたってほしいの。
   早よう老けたいの?」



  そんなことはないが、線状に先に延びた未知の時間が捕らえ所がないのに
  対し、この方法では、私はまだ来ぬ一週間という時間を掌中にし、
  その長さまでも、体感したような気分になれるのである。




 ●昼、きのう発伝した出金・振込伝票に理事長印が押されて
  返ってきたので、銀行に行った。

  多聞通りの角にある銀行の、日の射さぬ北側の歩道は
  風が吹き抜け、冷え冷えとした。


  銀行からの帰りは、本通の一本西の道を歩いた。
  ここは風もなく、春の陽気だった。

  「貸し駐車場 空きあります」という幟がゆらゆらしていた。



  きょうは、ボートピアの開催日なのだろう、ブルーのぶ厚いジャンバーを着た
  交通整理員のおじさんが、人通りの少ない交差点で、赤い標識棒をもって道路に
  立ち、車が通っていないのに、その棒を遮断機のように私のために
  手をひろげ下ろしてくれた。


  私はゆっくり横断歩道を渡った。



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