街巡り編をやっと書き終えました。
オールド上海めぐりについては、「上海歴史ガイドマップ」と「フレンチ上海」が大活躍しました。おかげでかなり満足の行く回り方ができました。帰ってきてアルバム作りと日記書きにはそれに加えて「上海老房子的故事」がとっても役に立ちました。
本の買出しもたっぷり。前は多読用のやさしい本を探すのが中心でしたが、そのとき買った本のおかげでずいぶん読めるようになったので、今回は「読みたい」本を中心に選ぶことが出来ました。それでもまだ分厚い本は敬遠してしまいますけれど…。
中国語は…なんかしゃべり足りなかったような気がします。まあ一人旅で、あまりしゃべることも少ないですし…。もともと買い物などでもそんなにおしゃべりするほうじゃないので。
おもしろかったのは上海書城で本を選んでいるとき。「普通話話せますか」と話しかけられました。ま、上海は上海方言がありますから…。それで「はい」と答えると、なんか「いい人相をしている」とか話し出すんです。それで名刺を出してこの近くでお店を開いていて人相を見てあげるなどと勧誘するんです。名刺を見ると陰陽マークが書いてあって、易関係の人のようです。「そういうの、信じません」と言って断りましたけど。
ホームステイ先では私が遅く帰ってくるのであまりゆっくりじっくりお話することは少なかったです。こまごまとした雑談はしました。やはり問題なくペラペラ、とは行きませんので筆談交じり。中国語は聞いてわからないことでも漢字を書くとすぐわかります。
私がどこへ行こうとしている、と言うとご夫婦二人でたっぷりじっくりこの道を通って、ここを通って…と何度も繰り返し念押しに教えてくれます。家の中でもあれを使って、これを使って、とか、電気のつけ方、消し方まで懇切丁寧に教えてくれます。
ごはんもおいしかったです。
最初魚料理だったので魚が嫌いな私はどうにか取り繕って食べましたが、その後はひたすらおいしい中華料理。特にトマトととき卵のスープは好物でしたし、餃子もワンタンも出ました。みーんなおいしかったです。
ステイ先の家はフランス租界のアパート。入り口はアーチになった洋館の入り口です。中へ入ると廊下や階段は暗くてどよーんとしていかにも古びています。
しかし部屋の中は掃除が行き届いて清潔です。大型テレビもありました。窓はそれこそ昔のフランスの古いアパルトマンのような鉄枠の両開きで、かなり立て付けが悪くなっていました。
バスルームはホテルのようです。洋式の水洗トイレにバスタブ、シャワーがあってお湯も出ます。古びた感じは否めませんが、そこはフランスのアパルトマン気分で。
高い天井に白熱灯の薄いオレンジがかった光の中に照らされたタイルやバスタブを見ていると、1920年代と同じものを見ているような不思議な感覚にとらわれました。
こうして思い返して日記を書いたりアルバムを作っていると、1920〜30年代にますますどっぷりはまっていきます。一体どうしてこの時代にこんなに惹かれるのでしょうか。
当時のレコードを復刻したCDをいくつか持ってますが、そういうのを引っ張り出して改めて聞いてみますとますますズブズブ深みにはまっていきます。
アメリカのアール・デコの本も引っ張り出してみました。ほんっとに当時のモダンなデザイン、たまりません。アメリカの摩天楼(スカイ・スクレーパー)の数々を見ていますと、上海のスカイ・スクレーパーを模した建築はいかにも小粒のまがい物のようです。しかし中国と西洋がミックスした不思議な空間は上海独特のもので、そのまがい物感の不思議な魅力に捕らわれて抜け出せなくなったようです。
やっぱり前世を見てもらったほうがいいかな…。
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