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2006年09月18日15:25

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浦東地区でも「オールド上海」

上海を流れる黄浦江の東側は「浦東地区」といいます。
ここにはSFまがいのヘンテコリンなデザインのビルが乱立しています。おととしは十数年ぶりだったので見たことのないビルがニョキニョキ立っているのに驚きましたが、今回また新しいビルが増えてます。しかもあちこち工事中。これからもどんどん増えていくのでしょう。

浦東地区のシンボルは東方明珠。468メートルのアジア一の高さを誇るテレビタワーで、展望台があります。タワーについてる上下の二つの珠が特徴。この珠がシルバーピンクに輝いていて、タワーの足元で見るとさらにとんでもない色に見えます。
この近くに正大百貨店と言う大きな百貨店が出来ていました。本当に大きい。ガイドブックに載っていたイタリアンレストランへ行くと、外灘(バンド)が見渡せてとても眺めがいいです。頼んだクリームソースのフィットチーネもおいしかったです。

さて、東方明珠へ行った目的は展望台ではなく歴史陳列館。
中へ入るとまずオールド上海の数々の乗り物が展示されています。昔の婚礼の駕篭、人力車、そして各時代の自動車。それから昔の路面電車にバス。電車とバスは少しサイズの小さい複製ですが、運転手や乗客も乗っています。そこから2階へ上がって上海の歴史を概観します。開港前の普通の漁村だった時代の民家やお店や働く人たちのマネキンが当時を再現します。
時代が下って開港後、外国文化がどんどん入ってきます。

当時のカフェを再現したり、写真が展示してあります。
さらに当時の街並みを小さいサイズで再現して(二階〜三階建てで人の背丈ぐらいの高さ)、迷路のような街並みを歩くようになっています。いろんなお店があります。ロシア人の毛皮屋、靴屋、写真館、理髪店、時計店、茶楼など、など…。たまに実物大の展示もあります。
イギリス人が開いたホテルでの舞踏会が「メリー・ウィドウ・ワルツ」に乗って繰り広げられています。
また「南京路(2)」で書いた不動産王ハードンが作った大庭園「哈同花園」のミニチュアもあります。この庭園は「愛儷園」とも言い、中国庭園に洋館、池に林に寺院までしつらえた大邸宅で、ハードンと夫人の羅迦陵と大勢の使用人が暮していたそうです。ハードンの死後荒廃しはじめ、日本軍が接収した上火災に遭い、現在では全く残っていません。ああ、諸行無常…。
それから上海の名建築をミニチュアで展示してあります。

売店では展示物を紹介した図録も売っていました。
その他「老上海」関係の本がたくさんあって、「老上海」にハマってしまった私は「多読のため」と言い訳しつつ、ついつい買い込んでしまい、上海書城へ買いだしに行く前にすでに荷物が増えてしまいました。

そして展望台には全く上らず東方明珠を後にしました。対岸に戻るのに「観光遂道」を使ってみました。黄浦江の地下を通る無人カートで両岸を結んでいます。トンネル内は次々とカラフルな電飾の洪水に飲み込まれ、宇宙の旅のような不思議な空間へいざなう…らしいのですが、テレビや本で紹介されたものと違って実際に乗ってみると結構コケおどしのチャチなもの。話の種に一回乗ってみるのはいいですが、一回で充分です。
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