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2008年10月04日23:51

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台湾の近代建築(8)高雄3・英国領事館

「打狗英国領事館」は台湾で現存する最古の洋館です。「打狗」は、旧高雄市役所のところに書いたように「高雄」の古い表記です。1865年、イギリスの貿易商、天利洋行として建てられ、1867年に領事館として使われるようになりました。1909年、台湾を領有していた日本は各国領事館に対して移転を要求し、1910年にこの領事館も閉鎖されました。
その後海洋観測所、気象観測所などに使われましたが、1977年に台風の被害を受け、1986年に修復が行われて史蹟文物館になりました。

海の近くの山の上に建っており、海や高雄の港が一望できます。坂の上に建っているので、写真(左)ではわかりにくいかもしれませんが、1階部分がだんだん狭くなっています。そして一番高いところに2階正面から短い階段が降りて出入りできるようになっています。(写真中)。正面を入ったところがもと領事の部屋で、当時の様子が再現されています。

1階部分は売店です。売店から更に中に入りますと、床が坂になっています。しかし天井の高さは変わらないので、だんだん頭がつかえてきます。そしてかなりかがまないと入れないような所に殺風景な区画になった暗い部屋があります。ここは牢獄だったということです。
内部に1階から2階へ上がる階段もあります。2階はイギリスとの貿易や領事館ができたころに関連する展示があります。

2階部分に煉瓦のアーチのベランダが三方を囲むコロニアルスタイルです。右の写真のように、出入りできるような床まで開く窓が並んでいます。この日はとても暑かったですが、窓が全開で風がよく通りました。さらに、ベランダがあることで強い日差しが直接部屋に入ってくるのを防いでくれて、コロニアルスタイルが暑いアジアの地で発展した理由を実感しました。
夏には西南の風が入ってくるようになっていて、ベランダのない側は窓も小さく冬に東北からの寒い風が入らないようになっているということです。
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