ベリーダンスショーは夕食後ですので、夜8時出発です。帰りは10時半ごろになるそうです。ガイドさんと一緒にバスに乗って行きます。
そうしたら、会場は昼食を食べたレストランでした。
テーブルが放射状になって、真ん中が丸く空いていましたが、そこでダンスが行われるのです。飲み物と軽食が付いていました。
最初は空いているテーブルが多かったですが、だんだん人が増えてきました。西洋人もいますし、中国人もいました。
まず女性のダンサーが出てきます。いかにもベリーダンスという衣装で激しく腰を振って踊ります。上半身はほとんど動かさず体の芯がぶれないのはさすが。そうしたら、だんだん人が増えて4人になり、一緒に踊り始めました。その中で一人がソロを踊るところもありました。しかし、最初に出てきた人とソロを踊った人はいいのですが、端の方の一人の女性はどうもリズムに乗り切れていません。レベルがそろっていないようです。
次に民族衣装のような男性が出てきて踊り始めました。男性の踊りは力強いです。やがて3人の男性が加わって一緒に踊り始めました。音楽はトルコの軍楽に似ていましたが、それよりもゆったりとしたテンポでした。
次に女性が着替えてきました。民族衣装のようです。男性とペアで踊り始めました。後の男女も出てきて4組のペアに。
こうしてダンスを踊った後、女性が隣のテーブルに来てお客を連れ出しました。そうして一緒に踊るようにうながしました。こういうパフォーマンスは時々ありますね。そのうち次々とテーブルを回ってお客を連れ出します。私たちのテーブルは、奥ゆかしい日本人なので誘われてもみんな遠慮しました。出て行ったのはほとんど西洋人。中国人も遠慮していましたが、しつこく誘われて根負けして出て行く人がいました。
そうして大勢で輪になってぐるぐる回り始めました。ひとしきり回ると輪になったまま座るように指示されます。そうして一人の男性が立たされて、ダンサーの男性が同じように踊るようにうながします。まず少し踊って真似をするようにうながします。少し踊って、真似をして、少し踊って、真似をして、を続けて、最初は簡単な振りでしたが、だんだん難しくなっていきます。お客の方はしり込みしはじめますが、それでもみんなで「やれ!やれ!」と言っている風にはやします。そうしてダンサー男性のサポートでそれらしく見せました。
これが結構長くて、少し退屈になってきました。もっとダンサーの踊りを見せてよ…。
それが終わったと思ったら、今度はディスコミュージックが流れてきました。ミラーボールも回り始めました。そしてみんなで踊ろう!とばかりにもっとお客を誘い出してディスコタイムが始まってしまいました。たくさんの人がノリノリでディスコダンスを始めました。お客はシロウトですから、ダンスというより音楽に合わせて体をゆすっているだけですが。
…ベリーダンスを見に来たはずなのに、なんでこんなものを見てなきゃいけないんだ…。
ツアーの他の人たちも同じ気持ちになっているらしく、退屈そうにしていました。
ようやくディスコタイムが終わり、お客も席に戻りました。
そうしたら、女性ダンサーが着替えて出てきました。今度は羽根を持って民族舞踊風の踊りを始めたので、やっとまともなダンスが見られると思いました。
と、思ったら。またお客を誘い出し、自分の真似をして踊るように促します。ダンサーが少し踊って、お客が真似をして、また少し踊って真似をして…いつまでもそれが終わりません。
時計を見たら10時を過ぎていました。ガイドさんは10時半に迎えに来ると言っていましたが、もしかすると早めに来て待っているかもしれないと思って、抜け出してみました。扉を開けたらガイドさんがいるのが見えました。そこで、お客に踊らせるばかりでつまらないからもう帰りたいと言いました。ガイドさんは、他のみんなはどうなんですか、と聞くので、もう一度中に入って、みんなに「ガイドさんが来ているからもう帰りますか」と聞いたら、みんな大賛成。一も二もなく立ち上がって、そそくさとレストランを出ました。
ガイドさんに聞いてみました。お客を誘って踊らせるのがずっと続いたり、ディスコタイムが始まったり、思っていた「ベリーダンスショー」と全然違うんですが…というと、最近の「ベリーダンスショー」はだいたいこんなものです。西洋人には喜ばれているそうです。ナイトライフを楽しむために来るので、これでいいそうです。
鑑賞するダンスじゃなかったんですね…。
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