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2024年11月17日00:30

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国宝十一面観音めぐり(4)法華寺

さて、次は奈良市に向かいます。目的地は法華寺です。奈良市に入るあたりで車が少々混んでいました。そのため法華寺に付いた時は閉門まであと少ししかない、と言う状況。みんなで早足になりながらもまず宝物殿に行きます。

法華寺はもと藤原不比等の邸宅だったのを、娘の光明皇后が不比等の死後にお寺に改めたものです。光明皇后が発願したことで尼寺となっています。

宝物殿に入りますと、大きな阿弥陀如来図がありました。光明皇后の枕仏だったということです。
あとは仏像がいくつか。それからここを発掘して見つかった瓦や柱の一部など。

ざっと見てから本堂に行きました。(写真中)。
ここに十一面観音があります。やはり荘厳具やお供えなどが前面に並んでいてちょっと遠いです。
法華寺の十一面観音は小ぶりの木像で、顔には彩色が残っています。光背の代わりに背中全体にハスのつぼみや葉が並んでいます。右手は天衣の端を少しつまんでいるのが優雅です。また、観音とは「知らせを聞く」という意味で、観音像はしばしば助けを求める衆生の声を聞き、そちらに向いて歩いて行く所を表すことがあります。足を少し手前に出し、そうして体が少しひねった感じになって、観音菩薩特有の姿態の優雅さが醸し出されるのです。この十一面観音は左足を前に出していますが、親指がちょっと上がっているのがかわいいです。
写真は私が前から持っている「日本100の仏像」という本から。

この仏像は光明皇后の姿を写したものだという伝承がありますが、像の制作年代を考えますと、もう少し後の時代のもののようなので、単なる伝承のようです。

この十一面観音は秘仏で、特別開扉の期間が決まっています。秋は正倉院展に合わせて公開されるそうです。そういえば、ずっと前に一度来たことがありますが、その時は正倉院展と抱き合わせで来ました。

堂内にはその他大きな仏頭、梵天・帝釈天頭部などの展示されていました。

あと、境内には建物がいくつかありますが、そのうち興味深いのは浴室(からふろ)です。昔のお風呂は蒸し風呂でした。ここの浴室は僧侶のためではなく、光明皇后が難病者のために開かれたものです。

また、小さな赤い鳥居があるので何かと思ったら、その奥に小さなお稲荷さんがありました。
そうして境内をウロウロしていたら、閉門時間が来てしまい、みんなで追い出されるように門を出ました。お寺の人が門を閉めかけていました。
写真左が閉めかけの様子。
バスに乗った時、お寺の人が二人ほど外にいましたので、添乗員さんが皮肉を込めて、この際思い切りにっこり笑って手を振ってあげましょうと言ったので、その通りにしました。

ということで、今日の拝観はここまで。

ホテルは天理市にあります。明日は京都に行くからもうちょっと北の方がいいんじゃないかと思いましたが、京都と言ってもまず南山城地区に行くので、奈良で泊った方がいいんでしょう。
ホテルは温泉旅館です。といっても洋式のベッドルームのある部屋です。しかし部屋に入ったらスリッパがあって、靴を脱がなくてはいけません。ツインベッドの広い部屋でした。

夕食はホテルです。小さな鉄板に火をつけて、肉と野菜を焼いて食べるようになっていました。他におかずいろいろ。ご飯は炊き込みご飯でした。
夕食後、部屋で今日見てきたお寺の冊子や縁起などを見たりしてゆっくりして、それから温泉へ行きました。温泉なんていつ行ったか思い出せないぐらいです。自分からはほぼ行くことがないし…。それに、前まで私は温泉と言うより大浴場が苦手でした。裸眼で0.03しかないので、メガネやコンタクトを外すと視界が全部ぼやけて、すべらないように歩くことがまず大変で、よく見えないからよく動けない。しかし今は白内障の手術をしたので裸眼でも物がよく見えます。なので温泉があると知って、今なら心おきなく入ることができる、と思いました。よく見える状態で入れるようになってうれしい。ゆっくりつかると気持ちがよかったです。
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