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2017年09月03日01:34

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「盗まれた長安」(BSプレミアム)

BSプレミアムで「盗まれた長安」という番組をやっていました。
西安周辺で、唐代の墓が大規模な盗掘をされました。犯人は一度つかまってすぐに逃亡した後、再び捕まりました。犯人は当初黙秘を続けたため、自宅捜索で様々な痕跡を探しました。その中で、パソコンに膨大な量の写真が収録されていたのが見つかりました。

その中で、それまで見たことの無い規模の豪華な石槨があるのがわかりました。どうやって運び出したんだと思うような大きさです。その石槨が掘り出された墓をようやく見つけ、空っぽの墓からかろうじて墓誌の断片が見つかりました。そこでわかったのは、この墓の主は武恵妃だったというのです!玄宗が寵愛した妃で、亡くなった後も玄宗は武恵妃を忘れられずに悶々としていたところを、「こんな美女がいますよ」と教えられて連れてこられたのが楊貴妃で。(息子の嫁なのに!)
この石槨の豪華さを見ますと、玄宗の寵愛ぶりもわかります。まさか盗掘の捜査で見つかるなんて…。
発見された石槨は、陝西歴史博物館で復元されて保管されています。一般公開していないのが残念ですが、唐代の楼閣を再現した形状で、西域から渡ってきたデザインが随所に施されています。

さらにこの犯人はやはり唐代の重要人物の墓を盗掘していて、いきなり外気が入ることによって劣化した壁画を救うために大急ぎで発掘作業を行い、壁画を運び出して修復を始めることになったり。

それで、なんで大量の写真がパソコンに収録されていたのかと言うと、まず犯人は墓に入って写真を撮ります。それをネットに出して買い手を見つけます。買い手が見つかったら、そこの部分だけ盗みに行くのです。

盗掘品を追いかけるところはスリリングでもありましたが、この犯人はどうしてそんな重要人物の墓を訪ねあてることができたのか、なぜそんなにも大がかりな盗掘ができたのか、その辺をもうちょっと追及してほしかったと思います。石槨なんて、重機がないと運び出せないし、共犯者がいるはずなんですが、そこはスルーだったのが残念。石槨を買って、さらに売り飛ばしたのは香港のブローカーだということですが、盗品売買の闇ルートでもあるんでしょうか。ネットに出すとしても、公にはできないじゃないですか。

あとは、近年の研究でソグド人が単なる商人ではなく、唐代の社会に深く入り込んでいたとか、玄武門の変でもソグド兵が協力していたとか。
大明宮含元殿がどれだけ立派な建築だったか。
唐の長安の栄華を伝えようとしてくれるのはいいんですが、現代でも盗掘が行われているのに驚きました。盗品売買のルート解明とか何か防止策を講じているのかその辺も追及してほしかったです。
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