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2016年01月29日02:18

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からくり儀衛門

夕べのNHKの歴史秘話ヒストリアはからくり儀衛門でした。
からくり儀衛門は本名を田中久重といいました。
子どもの時にからくり興行を見て興味を持ち、親の反対を押し切ってからくり作りの道へ。
何でも屋みたいなことをして、様々な人の要望に応えていたそうです。
ろうそくや行灯より明るい灯りが欲しいと言われれば、オイルランプ「無尽燈」を作り、漬物石が重いと言われれば巻き上げ機のようなものを作り、消火の水を遠くまで飛ばしたいと言われれば遠くまで飛ぶ消火ポンプを作り…。

明治まで生きていたんですね。蒸気機関を使った小さな汽車なども作ったそうです。

私の興味はもっぱらからくり人形です。
日本のからくり人形と言えば茶運び人形が有名ですが、儀衛門以前からありました。しかしお客の前でピタリと止まるしかけは儀衛門が発明したそうです。
そして日本のからくり人形の白眉、「文字書き人形」と「弓曳童子」を作りました。

私は弓曳童子の実演を見たことがあります。
もうずいぶん前のことになりますが、日本のからくり人形と西洋のオートマタの展覧会がありました。ビスクドールに興味があった私は、ビスクドールを使ったオートマタ(自動人形)があるのでそれを見たいと思ったのです。
たくさんの人形がガラスケースに展示してありましたが、実演タイムもありました。
そうして、茶運び人形も江戸時代に作られたものを動かし、階段をトンボ返りして降りていく人形も見ました。その時のハイライトが、当時見事に復元されたという「弓曳童子」の実演でした。ていねいな解説と共に、弓をつがえて引き絞り、見事に的に当てるからくり人形に目を見張りました。

その時はオートマタの実演もありました。
それを見て思ったのは、日本のからくり人形は始まりがあって終わりがある一連の動きでできていますが、西洋のオートマタは反復運動が主になっているということです。ねじでぜんまいを巻いて、ぜんまいがほどけるまでいくつかの動作を繰り返すのです。

茶運び人形は、お茶をお客さんの前に運び、お客さんがお茶を飲んで、茶碗を元に戻すと返ってきて終了します。弓曳童子は弓をつがえて的に当てます。

褐色の肌のムーア人がたばこを吸うオートマタは、タバコを吸ったり吐いたりする動作をして、煙が出てきます。テーブルマジックをする人形も、いくつかのマジックを繰り返します。キャベツの中からウサギがひょっこり頭を出して、ひっこめて、また頭を出して…。

展示されている人形もたくさんありましたし、今から思えば本当に貴重な展覧会に行ったものだと思います。特に実演をして見せてくれるのは貴重な機会でした。おかげでからくり人形やオートマタの歴史まで調べてていくことに。オートマタのはしりといわれる「ヴォーカンソンのアヒル」がどんなものだったか気になったものです。
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