ブロードウェイ・ミュージカル「アニー」は1982年に映画化されていますが、2014年にまた映画化されました。どんなのかと思って見てみたら、設定が現代に変えられていて、ナンバーも入れ替わりがあって、ずいぶん違う作品になっていました。
もともとの「アニー」は1930年代の不況の時代の設定です。(舞台の初演は1977年)。孤児のアニーは大富豪のウォーバックス氏の自宅に招待され、さらに大統領とも会って、アニーの歌う「トゥモロー」に心を動かされた大統領はニューディール政策を思いつく、という展開です。
2014年版ではアニーを招待する大富豪は携帯電話会社の社長で名前もスタックスに変わっています。自宅は高級ハイテクマンション。自家用ヘリで携帯の中継場所を見回り。そしてアニーもスタックスも黒人キャスト。
さらに、アニーのニセの両親に成りすますのが、オリジナル設定ではハニガン先生の弟とその彼女だったのが、スタックスの部下がハニガン先生に陰謀を持ちかける…という風に変えられました。それに大統領も出てきません。2014年にニューディール政策というわけにはいきませんし…。
ナンバーも変わってるし、これはもう「アニー」じゃないな…と思いましたが、ラストはやはりハッピーエンドで歌とダンスで盛り上がって終わって楽しかったです。
でもやっぱりもともとの「アニー」を思い出して、もう一度昔の映画が見たいなーと思いました。
「アニー」の映画版は、舞台とは少し変えられている部分もありますが、舞台の楽しさがちゃんと表現されているので映画版でも舞台版でもどちらでもいいんですけど。
もとが舞台だと、映画になった時に舞台の重要ポイントが変更されていたりして、「ちょっと違うなあ…」から「違うー!!!」までいろいろ気になることがあるのですが(サウンドオブなんとかとか、とかウエストサイド…とか)、「アニー」は両方楽しくてオッケーです。舞台は不況のため失業者が出てくるナンバーもあるのが、映画版では削られていたりするのですが、映画は最後に独立記念日の花火で華やかに終わるのでそれが楽しいんですよ。やっぱり「アニー」は舞台版か1982年の映画版だなーと思いました。
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