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2008年09月21日00:47

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台湾旅行記(3)台南3・赤崁楼と天后宮

台湾2日目は台南で終日過ごして夜に高雄へ移動します。列車が夜7時50分発でそこから約1時間かかります。本当はもっと早い列車に乗りたかったのですが、切符が取れなかったということです。
ホテルのチェックアウトタイムが12時なので、午前中はゆっくり徒歩圏の観光をします。

まずホテルの向かいの赤崁楼へ行きました。写真がそうです。
台湾は17世紀オランダに支配されますが、台南はその拠点でした。そしてここにプロヴィンシア城を築き、現地の人から「紅毛城」と呼ばれました。その後鄭成功が台南を攻め落としてオランダを駆逐しました。
現在は清代に作られた中国の楼閣が建っています。まず前庭があってそこに鄭成功が西洋人を降参させる銅像が建っています。そしてその後ろに海神廟と文昌閣という二つの楼閣があります。
海神廟は台南の歴史関連の展示になっています。そして文昌閣には魁星が祀られています。魁星とは北斗七星の第一の星で、第一番の人を指す言葉でもあり、科挙の主席合格者のことをも言います。そのため学問の神様として信仰されているのです。手に大きな筆を持ち、なぜか片方の足をひざ下から上向きに曲げて、筆を持った手を上げ、踊っているような走っているような格好です。
楼閣はいずれも極彩色の屋根飾りで、中国の南方らしい雰囲気です。
楼閣の前は写真のように碑文が並んでいます。清朝のもので、漢文と満州文字と両方あります。
そして楼閣の後部にプロヴィンシア城の遺構が残っています。赤煉瓦の壁や出入り口のあとなどです。

赤崁楼の近くに大天后宮があります。天后宮とは媽祖廟のことです。媽祖は福建省を中心に中国の南方で信仰されている海の守護の女神です。台湾は福建省の向かいにあり、数百年にわたって福建人が渡ってきたこともあって、街ごとに媽祖廟があります。媽祖に「天后」の位を与えたのは清の康熙帝で、この大天后宮が最初に「天后」の名を冠した媽祖廟だそうです。そのためこの大天后宮は他の媽祖廟よりも位の高い媽祖廟です。
工事中らしく門には足場が組まれています。中へ入りますと、女の人が近寄ってきて「日本人ですか」と声をかけられました。そして日本語のパンフレットをくれました。このパンフレットが詳しくて、大天后宮のウンチクもそこからいただいてます。
まず中央の正殿には金色の大きな媽祖像があります。金ピカの極彩色の衣装をまとっています。皇后の服装だそうです。そしてその周囲に女官たちがいて、サイズは小さいですがやはり金ピカの服を着ています。さらにその両脇には「千里眼」と「順風耳」の像が媽祖にお仕えしています。
拝殿には媽祖を祀る一連の像の左右に小さい拝壇があります。右が四海竜王、左が水仙尊王の群像がやはり服を着て安置されています。

正殿の後ろに後殿があります。
天后宮のあったところは、もともと明代の王族である寧靖王のお屋敷でした。清の康熙帝の時に台湾が征服され、その時に寧靖王は首を吊って明国に殉じました。そしてここを征服した将軍がこの屋敷を天后宮に作り変えて康熙帝に献上したのです。その寧靖王が首を吊った寝室のあとがこの後殿です。寧靖王自身もここに祭られています。
両側にも小さい拝殿があって、月下老人、土地公、註生娘娘などさまざまな神様が祀られています。どれもこれも服を着せられているのが不思議な感じです。

その後正殿に戻って、さらに左側にも建物があるので見てみようと思ったら、今度は男の人に日本語で声をかけられました。そしてこちらの建物は三宝仏と観音が祀ってあるとか、解説を始めました。中国では道教と仏教を一緒に祀ることが普通だそうです。日本の神仏習合みたいなものでしょうか。昔の井戸の跡があることも教えてもらいました。
とにかくあちらもこちらも極彩色の装飾でいっぱいで、扁額も多く、パンフレットを見ながら見て回っていたら、最初に声をかけてきた女の人がもう一度声をかけてきました。そしてパンフレットに載っている細かい彫刻がそれぞれどこにあるか丁寧に教えてくれました。ウサギとか鯉とか仙女とか、柱の上のほうや梁に張り付いています。
ここは単なる史跡ではなく現在も信仰の場です。お参りに来ている人もとぎれません。線香を持って熱心に拝んでいます。中国のお寺や廟はだいたいそうですが、ひざをついて頭を下げるためのぶあついクッションがあります。実際そこにひざまづいて頭を下げている人もいました。

さて、ホテルに戻って荷造りをしてチェックアウトです。ホテルでスーツケースを預かってもらうことにしました。いつごろ取りに来るか聞かれて、一応6時ぐらいと答えました。列車の時間が遅いので、時間が余ったらどうするか決めてません。
ここからは市街地から離れて海沿いの安平へ向かいます。
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