mixiユーザー(id:1362523)

2006年09月18日14:32

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オールド上海・南京路(2)

さて4大百貨店からさらに東へ行きます。
南京路には古いのか新しいのかわからない建物が入り乱れてます。派手な看板のせいですぐ見て古いとわかる建物は少ないです。
その中で、もと新華書店、現上海書城南京東路店はかなり大きなビルです。1932年に出来た大陸商場の四角いビルで、壁面が平面的で窓も長方形が規則正しく並んでいて、よく見るとモダニズムの香りがしますがパッと見た感じでは単なる「古いビル」です。

そもそも西洋ではルネサンス、バロック、古典主義など正面にはアーチや列柱を配し窓枠や出入り口にも装飾を凝らした建築が行われてきました。いわゆる「洋館」というとこういった建物のイメージです。
20世紀に入ってそういった装飾を廃し、直線を多用したシンプルな建築が現れます。当時それは斬新なスタイルで、現代的と言う意味で「モダニズム」と言われました。ですからモダニズム建築は現代のビルの原型であり、今見るとなんてことのない普通のビルに見えたりします。
しかしよく見ると当時流行したアール・デコ的なシンプルな直線や曲線で構成された装飾やスカイ・スクレーパーの意匠など「モダニズム」が斬新だった当時の面影を見ることが出来ます。

南京路をさらに東へ行きますと「老介福」というビルが見えてきます。1936年のモダニズム建築のビル。もと「哈同大楼」といって、ユダヤ人で租界の不動産王と言われたハードンが建てた、ハードン商会のビルです。
しかしこのビルの出入り口がある交差点のアールのついた角にはでっかーい「福」の字とカラフルな模様の看板が…。すっかりビルの雰囲気ぶち壊しです。

その東には上海電力ビル。縦のラインを生かした装飾がリズミカルな、典型的なアール・デコ様式が美しいビルです。1931年竣工。

そこから二筋目には1937年に出来た迦陵大楼。上に書いたハードンは中国人女性を妻にします。その女性の名が迦陵(かりょう)。
その向かいは恵羅公司。1904年開業の百貨店。縦のラインを生かした装飾のモダニズム建築です。

ここまで来ると外灘(バンド)が見えてきます。南京路の北側には和平飯店の大きな壁面が連なります。南側は和平飯店南楼のピンクの装飾が見えます。
バンドの向こうは黄浦江で、それを渡ると浦東地区になります。
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