今日はトニー賞授賞式でした。今年もWOWOWが生中継してくれました。とにかく長いので、仕事を休んで見ることにしました。
5月あたりからミュージカル関連の番組もやっていて、今日もスタジオでの案内付き。出演は井上芳雄、宮澤エマ、京本大我。そして演劇ジャーナリスト二人。いろいろ解説してくれたり、発表を見ながら感想を言ったりしてくれると興味が深まります。
今回はミュージカル作品賞にノミネートされているのがパロディ作品が多く、大作や問題作といったものはなくてどう転ぶかドキドキしました。
まず総合司会は歌手のPINKで、ミュージカル出演経験がないのになぜ?と思われる人選ですが、本人はミュージカルが大好きなんだそうです。登場は上から宙吊りでピーターパン風。あとは「ムーラン・ルージュ」とか、ミュージカルが好きな雰囲気が伝わってくる登場でした。歌声がすごい!
トニー賞授賞式の楽しみは、ノミネート作品の一場面を再現するパフォーマンスです。これでどんな作品か雰囲気がわかります。ブロードウェイのレベルの高さにはいつも感心します。出演者の歌やダンスはもちろん、セットや衣装、照明などどれも圧倒されます。今回は「ロストボーイズ」で登場人物が次々と宙吊りになっていくのに驚きました。(宙吊り場面はパフォーマンスではなく作品紹介映像で)。
そして、出席者、特に女性のドレスの派手なこと。色もデザインも奇抜だったりインパクトが強かったりさまざまです。
リバイバル作品では、「キャッツ」をリメイクした「キャッツ ジェリクルボール」が驚きの変貌ぶりです。猫たちのパフォーマンスの競い合いが、LGNTQ+のボールルームカルチャー世界に置き換えられ、猫じゃなくなってるー。こんなのも有りか…。
「ラグタイム」は、上演時はアメリカの100年を回顧する意義のある作品でしたが、今上演することで、今の方が移民問題が切実になっているのが何とも…。
演劇部門ではリバイバル部門で「セールスマンの死」がノミネートされていましたが、主演がネイサン・レインでした。ストレートプレイもやるんですね。
演劇の新作では「ジャイアンツ」という作品が気になりました。児童文学の人気作家、ロアルド・ダールが晩年に反ユダヤ主義的な発言をしたことで問題が起こったことを取り上げたものです。ダールは好きな作家で、児童文学と言っても皮肉が聞いた書き方をする人で、そういった部分がベースにあったんだろうなと思います。
あとは、「シカゴ」や「ブック・オブ・モルモン」がずーっとロングラン上演されていると知って驚きました。今回は両作品のパフォーマンスもありました。「シカゴ」にはPINKが乱入。ボブ・フォッシースタイルのダンスをこなしていました。「ブック・オブ・モルモン」は初演キャストが集合していました。
さて、注目の新作ミュージカルは、人気のロックバンドのメンバーが実はヴァンパイアだったという「ロスト・ボーイズ」が映画の舞台化、古き良き時代のミュージカルのパロディ満載の「シュミガドーン」はAppleTVシリーズが原作、映画「タイタニック」のパロディ「タイタニーク」ときて、全くのオリジナル新作は「トゥー・ストレンジャーズ」だけ。でもこれも登場人物が二人だけのロードムービーなので、受賞するには少々地味か?というラインナップ。
結果は「シュミガドーン」の受賞になりました。
これはタイトルを見たらすぐ「ブリガドーン」を思い出しますね。設定も、倦怠期の夫婦が「シュミガドーン」という村に迷い込み…という時点で「ブリガドーン」のパロディの枠組みだということがわかります。そして会場でのパフォーマンスは「オクラホマ!」を思わせる男女の群舞。そのほか有名なミュージカルのパロディがいろいろ入っているそうです。これは見たいなあ。
生中継なもので、字幕は付かず同時通訳でした。でも通訳がかなりぎこちなくて、文章になっていなかったりしてかなりわかりにくかったです。しかも歌になると歌詞の訳はなし。
これは後日編集の上字幕付きで放送されるので、それを待つことにします。
それはわかってるんですが、やはり生中継のリアルタイムの感覚が味わいたいので、毎年できるだけ生中継を見るようにしています。仕事が休めれば…。
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