原題 Fast & Furious 9 2021年8月6日公開予定
5/10
ジャスティン・リン監督
ヴィン・ディーゼル シャーリーズ・セロン ナタリー・エマニュエル
ミシェル・ロドリゲス ヘレン・ミレン ジョーダナ・ブリュースター
フィン・コール ジョン・シナ マイケル・ルーカー タイリース・ギブソン
リュダクリス アレクサンダー・レイス アンナ・サワイ サン・カン
ワイルド・スピードの9作目
ドウェイン・ジョンソンのスピンオフ、ワイルド・スピード/スーパーコンボ
を挟んでの8作目なのだが、ヴィンとドウェインの確執からドウェインは
出てこない。かわりに父親殺しで憎んでいる弟にプロレスラー出身の
ジョン・シナを入れることでバランスをとろうとしているが、ドウェイン
よりも格下なのは明らか。
この弟が父親を殺したと思っているヴィンが、臨死体験で都合良く、
弟は父親殺しでないと分かるという展開はちょっとあきれた。
ワイルド・スピードはヴィンの聖域で、格上の役者(ドウェイン)を
起用してコントロール出来なくなったのを嫌っているとしか思えない。
ヴィンの器の小ささがキャスティングに反映されている。
このシリーズはヴィンの仲間たち1.5流の役者達がセロンやヘレン・ミレン
等一流(かつ大人な人格)の役者を脇に据えている奇妙な構造になってはいる。
そうした1.5流の役者達がトンデモなアクション(今回は強力磁石を載せた車や
ロケットエンジンを積んだ車)で奇跡的に危機を乗り越えていくのを、
突っ込みを入れながら温かく見守ることに観客はなっている。
ドウェインの抜けた穴はシナだけでは弱いので、ハン・ルー(サン・カン)が
デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)に殺されてなかったことにして
復帰。
ハンはキャラクターも弱くて、デッカードの冷酷さを示す駒にしか
過ぎなかったが、本作でハンは無茶苦茶優秀な人物に持ち上げられていて
違和感しかない。多様性からアジア系を入れておきたい制作者の意図は
明らか。
ヴィンの弟が出てきたことで、妹(ブリュースター)も復帰するのだが、
夫(ポール・ウォーカー)がミッションに参加していないのはどうしても
おかしいわけで。いろいろ狂っている。
良い点としてはマイケル・ルーカーがちょっと出ている所。
シナの子供の頃の役をフィン・コールが演じているが
2015年の「夜の来訪者」で小心者で自分のした罪に耐えられない青年を
好演していて、今回もハマっている。
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