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2021年05月05日01:21

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四庫全書

今日の「開運!なんでも鑑定団」で四庫全書が出ました。

依頼人は80歳で、父親が漢文学者で北京の古書店で手に入れたということです。
四庫全書は清朝時代、乾隆帝が全ての書物を集めて編纂させた大プロジェクトによる叢書。
番組ではその成り立ちと行方も説明してくれました。
全て手書きで、8か所に分けて保存されました。そのうち南方のものは太平天国の乱で焼失し、円明園のものはアロー号戦争で焼失。円明園自体がこの時焼失しちゃいましたもんね…。(調べたら、一部はフランスへ持って行かれたらしい)。義和団の乱で焼失したものも。

そして紫禁城に納められたものは他の収蔵品と共に台北へ。…知らんかった…。台北の故宮博物院って四庫全書まで持ってたのか。
そうして瀋陽のものは甘粛博物館へ。…?なんで?
と、思って調べてみました。そうしたら、中ソ対立の時に蘭州に疎開させ、遼寧省の返還要求にもかかわらず拒絶してるんだとか。

瀋陽に行ったとき、瀋陽故宮に行きましたが、そこに四庫全書が納められたという建物がありました。さすが清朝の父祖の地、四庫全書もここに置いていたのか…と思いました。でも国内で持って行かれてしまったとは知りませんでした。瀋陽故宮の説明には特になかったので、てっきりそこにあるものとばかり。甘粛省、返してあげてよー。瀋陽故宮にあるべきものでしょうが。

さて、番組に出たのは赤い表紙の史部4冊。戦前の北京の古書店では時折流れてきた四庫全書の一部が出ていたことがあったそうです。購入したのが漢文学者ということでもあり、内容がわかった上で購入されたのでしょう。
鑑定結果は1500万円でした。杭州のもので、太平天国の乱のときに散逸したものの一部だそうです。
金額を見れば誰もが驚く価値ですが、とにかく私は四庫全書が出てきたことに驚き興奮していました。そうして改めてその行方を調べたわけです。

そうしたら、鎮江の金山寺にもあったとは驚きです。金山寺は行ったことがあるので…。清朝にとってもそんなに重要な場所だったのですね。「白蛇伝ゆかりの寺」がウリだと思ってました。あと金山寺みそ発祥の地。こちらは太平天国の時に焼失しちゃいました。収蔵庫は2011年に再建したということですから、私が行ったときは建物すらなかったということになります。再建した建物には新たに印刷したものが納められているそうです。ほかにも印刷で復刻しているようです。

その中で、熱河の避暑山荘にも収蔵されましたが、こちらは今は中国国家図書館にあるそうです。これだけはあるべきところにあると言っていいでしょうね。

思いがけず四庫全書のことを調べることになり、今までこんなに知らなかったのかと…不覚。
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