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2017年08月17日00:49

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ブリューゲル「バベルの塔」展

タイトルがコレなんで、目玉商品一個で客を呼んであとは大したものがない…のではないかと思っていましたが。

テーマ別に何室かあってそれぞれおもしろかったです。
まず彫刻から入るのは意表を突かれました。教会に取り付けるために造られたものがほとんどなので、作者もわからずのちにバラして売り飛ばされたりしたものです。

無名の宗教画家の絵が並んでいる部屋では、まず「キリストの頭部」が目を引きます。個人が信仰のために持っていたものらしく、真正面からこちらを見つめる目は厳しく、この絵の前で懺悔したら本当に「すみませーん」と悪事を告白してしまいそう。

あと聖カタリナの絵がなぜか多いです。聖バルバラと対になった絵があって、絵葉書でもあれば欲しいなと思いましたがありませんでした。
聖母子の絵もいくつか。リンゴを手に持ったものや、奏楽天使がわらわらと取り囲むものやら。天使の持つ楽器はハーディガーディやヴィオールなど古楽器があって面白いです。

それから旧約聖書を題材に取った「ヨセフの衣服を見せるポテパルの妻」は完全に16世紀当時の衣装や調度で描かれています。実はエジプトの話なのに…。

ネーデルラントの画家たちもイタリアへ勉強に行きます。そしてイタリア・ルネサンスの技法を身に着けて帰ってきます。
そうして「オリュンポスの神々」なんて絵を描いた人もいるんですが…なんか雰囲気がどよーんとして、どうしても南欧の明るさは身に付かなかったのかと思います。そもそもゼウスが隅っこに地味〜に立ってるし、そのそばにいるアポロンも目立たない。単なる裸の群像です。

さて、それからボスの部屋になります。ボスの絵の特徴がいろいろと解説されています。プラド美術館の「快楽の園」の写真を使って、ボスの描いた怪物の説明がいろいろと。
目玉商品は「放浪者(行商人)」と「聖クリストフォロス」」です。細部の写真を使って、描かれているものの説明がされています。行商人が未練がましく振り返って見ている後方の家は娼館だとか。クリストフォロスの背景には逃げていく人やクマを吊り下げている人など。

ボスの絵は当時の人にとってインパクトが強すぎたらしく、ボスの没後もボス風の絵や版画がじゃんじゃん作られたそうです。真面目に模写したような絵から怪物の羅列までいろいろ。

そうしてブリューゲルコーナーに入ります。ブリューゲルは版画を多く作っていたので、版画の展示が多いです。聖書を題材にしたものも多いですが、しだいに日常生活を細かく描いた絵を描くようになって行きます。

で、最後に「バベルの塔」
本物の前に細部の写真がいくつかあって解説してあります。
で、これが行列!

もともと入場券売り場から行列だったんです。中も混んでました。で、「バベルの塔」は行列用のベルトがずーっと回してあって、20〜30分待ちです、と。でも絵の前に来る人のベルトの後ろからなら自由に見られます。並んでも立ち止まってゆっくりは見られないし、そんなに並んで待つ根性がなかったのでベルトの後ろからゆっくり見ました。

さらにその先にはもとの絵を拡大した複製画。それでも細かい。どうやって描いたのかわからないぐらい細かい。

ただ、ブリューゲルの「バベルの塔」といえば、ウィーン美術史美術館の方が有名です。あんまりそれには触れられていませんが、やはりウィーンのものよりは単調に感じます。ウィーンに行ったときに見たんですが、ウィーンの方がでかいらしいんですが、サイズの違いはよく覚えていない…。

ミュージアムショップは怪物大会です。ボスやブリューゲルが描いた怪物をクローズアップしていろいろなグッズが作られています。足の生えた魚がキャラ化してたり。絵葉書も怪物が多くて、普通の絵のものが少なくて残念。

さて、帰る前に今回の展覧会のコラボ企画が近所のフェスティバルプラザで行われているというチラシを見ました。半券を見せたらそれぞれのお店でサービスがあったり、コラボメニュー「バベル盛」いろいろ。寿司屋ではねぎとろバベル軍艦、カフェではソフトクリームバベル盛り。ナシゴレンをタワー状に盛った「バベルコレン」なんていうのも。
おもしろそうなので、フェスティバルプラザに行ってみました。その中で「オムライス バベル盛り」を食べました。半券提示でドリンクサービス付き。かなりのボリュームでした。
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