mixiユーザー(id:1362523)

2017年01月10日02:09

369 view

神戸クラシックコメディ映画祭

http://kobe-eiga.net/program/2017/01/2797/

神戸、しかも新長田は遠い。さすがに3日間は通えないので、最終日だけ行ってきました。AプロとFプロです。

いや〜、おもしろかったです。客席もよく笑っていました。むしろこれだけハチャメチャでひたすらドタバタが繰り広げられるようなバカバカしい内容の映画は今の時代では作るのは無理なんじゃないかと思います。それに今から見ればけっこうバイオレンスですしね。殴り合いは普通で、池に突き落とす、海に落ちる、ガラスを叩き割る、そして自動車がカフェに突っ込む。
今日は両プログラムとも電子ピアノによる演奏つきでした。基本はピアノの音で、たまに違う音が入ります。演奏は内容によく合っていて、雰囲気を盛り上げてくれました。2プログラムぶっ通しで演奏…素晴らしい。

ちなみに、活動弁士は日本独特の存在で、外国ではサイレント時代の映画は演奏はついても語りはありませんでした。なので外国のサイレント映画は演奏だけでオッケーなのです。

Aプロは「ショート・コメディのマエストロ」

「化け物退治」(29分)
ハロルド・ロイドの作品です。
前半は三角関係でいかに相手をやり込めるかのすったもんだのドタバタ、振られて自殺しようとして失敗ばかり。それがあるお屋敷の令嬢といきなり結婚することになって、お屋敷へ行ってみれば幽霊騒ぎが起きていて…。実はお屋敷を明け渡したくない叔父夫婦の陰謀だったのですが、幽霊騒ぎまでドタバタで大笑いでした。

「なかなか冴えてる」(32分)
ちらしによりますと、主演のチャーリー・チェイスは夭折のコメディアンだそうで。
親の決めた結婚相手のところに向かう途中、別の女性に出会って好きになってしまいます。再会を約束して結婚相手の家に向かいますが、どうやって断ろうか考えた末、おかしなことをして向こうから断るように仕向けようとします。それがもうドタバタに次ぐドタバタ、ギャグ満載。
実は、出会って好きになった女性こそが婚約者本人だったのですが…。お父さん役の人のはじけっぷりも秀逸でした。

「デブ君の漂流」(39分)
Fatty(デブ君)の愛称で親しまれたロスコー・アーバックルはサイレント時代の人気スター。1980年代末に発見されて復刻されたフィルムだそうです。相手役はこれまた伝説のコメディエンヌ、メイベル・ノーマンド。出演者には「犬のリューク」までクレジットされています。
ロスコーとメイベルは愛し合って結婚します。しかし恋敵が二人の新居の周辺をうろつき、復讐の機会をうかがいます。その時嵐がやってきて、海辺の家に水が迫ります。恋敵が家を壊そうとしたらそのまま海へ漂流…。二人の危機を助けるのは犬のリュークです。シーツの切れ端に書いた、助けを求める伝言を首に括り付け、泳いで岸までわたり、メイベルの両親のところまで危機を知らせに走ります。

入れ替え後、Fプロ。「コメディエンヌ特集」

「水の妖精」(11分)
サイレント時代のプロデューサーでコメディ作品をたくさん生み出したマック・セネットが設立したキーストン社の作品。キーストン・コメディに定番の「水着美人」が出てきます。水着の娘たちが「ユニット」のように出演していたのです。海水浴場で繰り広げられるドタバタです。主演はメイベル・ノーマンド。

「チーズ戦争」(15分)
マック・セネットとメイベル・ノーマンド出演。メイベルを巡る三角関係のお話です。
メイベルからパーティーに招かれた雑貨屋のマックと靴屋のフォード。フォードはマックから買ったチーズがあまりに臭くて返品しようとするが、ブルー・チーズだと言われて納得させられます。そこへマックが靴の修理を頼みに来ます。フォードはマックの靴底にチーズを仕込みます。
され、パーティーが開かれ、マックもやってきます。しかし、あたりに漂う臭い。表情だけで「臭い!」と思っているのがわかります。マックが動くとみんながざーっとどこかへ行ってしまうのがおかしいです。

「危険な娘」(30分)
「サンセット大通り」でサイレント時代の大女優を演じたグロリア・スワンソンは実際にサイレント時代の大女優でしたが、初期にはキーストン・コメディに出ていました。
3組の男女のすったもんだのドタバタです。ちょっとややこしくて人物関係が混乱しましたが、ひたすらドタバタが繰り広げられた挙句、最後に突然カップル誕生という強引な終わり方もまた笑えました。自動車がカフェに突っ込んだのはこの作品です。

「息を殺して」(48分)
Fプロでこれだけ1920年代です(あとは全部1910年代)。主演はドロシー・デボア。
ドロシーの兄は記者ですが、大戦の時の毒ガスで体が弱く、ある時倒れて2か月の静養を命じられます。ドロシーは兄の代わりに働こうと新聞社に行って自分を雇ってもらうよう交渉します。それなら特ダネを取って来いと言われ、街に出て特ダネさがしをしますが、そううまくはいきません。
そこである金持ちが高価な腕輪を手に入れたのでそこへ取材に行けと言われます。
金持ちは記者が嫌いで片っ端から追い返します。なんとか計略を働かせて忍び込み、インタビューを始めます。ちょうどその時そのホテルの前では猿回しが芸をしてましたが、猿がホテルの壁をずっと登っていきます。ちょうど窓から猿を見た客がふざけて猿のロープを切ってしまいます。猿は壁を伝って行ってしまいます。そしてドロシーがインタビューしている部屋の窓からその高価な腕輪をさらって行ってしまいます。
金持ちはドロシーが猿を使って腕輪を盗んだといい、捕まえるよう命令します。
ドロシーは潔白を証明しようと窓から乗り出して猿を捕まえようとします。

さあ、これからまさに「息を殺して」ドロシーが外壁を伝って猿を捕まえるためのドキドキハラハラ!が繰り広げられます。しかも金持ちに命令されてドロシーを捕まえようとする二人組との攻防!滑ったり、落ちそうになり、追いかけられながらひたすら猿を捕まえようとするドロシー。しかも笑える場面満載!
これが一番おもしろかったです。

おまけにごく短い作品ひとつ。
「つらあて」(6分)
コメディエンヌ特集ですが、こちらは女装のチャップリン。チャップリンは初期の短編でけっこう女装をしているそうです。ひたすらドタバタ。殴る、蹴る、コケる。最後は海に落ちる。海に落ちていきなり終わり。

実は私、キーストン・コメディのDVD持ってるんですが(アメリカのアマゾンで買ったやつ)、あらためてどんなタイトルが入っているのか確認しようとしたんですが、パッケージにタイトルリストが載ってないー。なのでプレーヤーに入れてみて、タイトルリストを見てみましたが、多すぎて一覧できず、見ていくのが大変すぎる。202分もありますから、何本入っているのやら…。
4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年01月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031