カタルーニャ美術館の続きです。
ゴシックとルネサンスの部屋を出ると、奥の方で円形になったアリーナと階段状の客席のあるところに出ました。ガランと広いです。白いのでますますガランとして見えます。上にも展示室があるらしいので、そばのエレベーターに乗って上がってみました。そうしたらModernという表示の展示室があったので、近代に飛ぶのかと思って入ってみました。そうしたらロマン主義〜印象派っぽい絵が並んでいます。知らない画家が多いので、どうやらカタルーニャの画家を集めているようです。進んでいくと、だんだん現代的な絵になっていきます。オブジェも出現しました。そうしてどんどん現代アートになっていきます。ほとんど止まらず歩きながらざーっと見て出口まで来ました。
これで終わりかなー、下に降りようかなーと思ったら別の展示室が見えました。Baroqueと書いてあります。Modernの前に行くべきでした。スルバランの絵がありました。北方ルネサンスっぽい細かい静物画があったり、大画面のベネチアの風景があったり、点数はそんなに多くありませんが見ごたえのある絵がありました。
ということで、これで本当に展示室は一通り見終わりました。
この美術館の名前が「カタルーニャ美術館」だということの意味が納得できました。まさしく「カタルーニャ美術」を収蔵する美術館だったのです。
下へ降りて、ミュージアムショップへ行きます。図録なんかないかなーと思って見ていたら、ロマネスクというタイトルのぶあつい、ごっつ〜い本が。スペイン語と英語があります。でも、たとえ日本語があったとしてもこんな分厚い本、持って帰れない…。ゴシックというタイトルの本もあります。す、すごい…それだけ収蔵品の研究が行われているということですね。
絵葉書やグッズなどもあります。そうしたら、手ごろな大きさの美術館のガイドブックがありました。日本語はやはりないので、英語版を買うことにしました。
建物の外に出ました。セルフのオープンカフェもあり、たくさんの人がウロウロしています。階段に座っている人もいます。改めて見渡しますと、かなり高くまで登ってきたのでとても眺めがいいです。(写真)
モンジュイックの丘はここからさらに上の方にいろいろあるのですが、時間に余裕がないので引き返すことにしました。
丘を降り、地下鉄に乗って、次の目的地のカテドラルへ。
カテドラルは、バルセロナでも特に古いゴシック地区にあります。13〜15世紀に建てられたゴシック式の大聖堂です。中に入りますと、やはり聖歌隊席がどっしりと正面をさえぎっています。ステンドグラスもあります。横の回廊へ歩いて行きますと、壁沿いに区画が作られていて一つ一つが礼拝堂になっています。どれもキンキラキンに飾られ、聖人像が祀られています。さっき美術館で見た聖人像が思い浮かびます。こういうのを拝むのか?と思うと、カトリックの信仰はキリスト教とは別物のような気がしてきます。偶像崇拝も聖人崇拝も、本来のキリスト教とは違うでしょう。
私としましては、仏教寺院もカトリックの聖堂も、ほとんど同じようなものに見えます。どちらも好きですよ。ただ、信仰の対象にはなり得ないだけで。
祭壇のあるところに行きますと、祭壇の下にさらに礼拝堂があるのが見えます。バルセロナの守護聖女、聖エウラリアの墓です。
調べてみますと、この聖堂はガイドブックには単に「カテドラル」としか書いてませんが、正確にはサンタ・エウラリア大聖堂というそうです。サンタ・エウラリアはローマ帝国時代に殉教した聖女で、西ゴート時代にも教会があったのがイスラム教徒に破壊され、その後ゴシックの大聖堂が建てられました。(写真)
ここからはバルセロナの目抜き通り、ランブラス通りも近いらしいのでそちらへ散歩することにしました。周辺はどれも商店街みたいで、どれがランブラス通りだろうと思いましたが、しばらく歩いていたら本当にずっと大きな通りに出ました。これがランブラス通りです。しかも中央部が歩道になっています。お土産屋さんも並んでいます。人がとても多いです。特に買い物をするわけでもないので、ただ歩くだけ。
ランブラス通りを歩いて行くと、カタルーニャ広場に出ました。
ここから地下鉄に乗ってホテルに帰ることもできますが、まだまだ時間に余裕があるのでホテルまで歩いてみようと思いました。地下をもぐるより、街を歩いてみたいなと思って。
ランブラス通りから遠ざかって行くと人通りも少なくなっていきます。日も落ちてきました。とりあえず大きな通りを歩いて行きます。地図で通りを確かめながら、ホテルのあるUrgell通りを目指しました。
そうしてUrgell通りに着いたのでもうまっすぐ行くだけ…と思って番地をたどりながら歩いて行きました。そうしたらホテルの最寄りの地下鉄の駅が見えたのでもうすぐだと思いましたが…番地を見失ってしまいました。まっすぐ歩いてきたはずなのに、方向もいつのまにか変わってしまい、気が付くと通りの名前が別のものになっています。時間が迫ってきたので、歩いている人に地図を見せて聞きました。そうしてなんとかUrgell通りに戻り、ホテルにたどり着きました。
結局夕食の集合時間ぎりぎりに。なんで駅で方向が狂ったのかナゾです。
夕食は海辺のレストランでシーフードです。
最後の夕食なのに、テーブルが二つに分かれてしまいました。といっても隣同士には違いないんですが。そばにもっと大きなテーブルが空いているのに、予約が入っているとかで移らせてもらえません。
夕食にはバルセロナのシャンパン、「カヴァ」が付きます。
シーフードということで若干不安はありましたが、大きなエビやムール貝など私の食べられるものもいろいろありました。
しかし、結局最後まで空いているテーブルにお客は来ませんでした。まあ、スペイン時間だからこれから来るのかもしれませんが…。
翌日はいよいよ帰国です。朝早い出発なので、バルセロナの街とは今夜でお別れです。
ヨーロッパから帰るときは、だいたい昼間の飛行機に乗って日本には朝に着きます。ですから飛行機の中ではひたすら寝ることにします。ということで、この日の夜はゆっくりと荷造りをしながら夜更かし。…やっぱり本がスペースを取ります。
写真はホテルU232の部屋です。
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