この日は列車で長春に向かいます。
朝ゆっくりしているので、中山広場周辺の近代建築を見て回ることに決めていました。なにしろホテルのまん前。出発時間を気にせずに済むだろうと思って最後に取っておいたのです。
中山広場は昔は奉天大広場と言いました。真ん中のロータリーを囲んで当時の建物が建っています。ロータリーからぐる〜っと見て回れるので便利です。
まずホテルを出て右手に進むと大きな病院。ただし昔の建物は取り壊されたので建て替えです。
その隣が古典的な東洋拓殖奉天支店。朝鮮銀行奉天支店。(写真左)
四角いモダンな茶色の奉天三井ビル。
そして薄茶のレンガタイル貼りのごつい建物、奉天警察署。
その隣のつつましやかに見えるビルが横浜正金銀行奉天支店。
そしてヤマトホテルに戻る。
以上「フォト」にUPしてあります。
ロータリーをぐるりとこういう建物が取り囲んでいる様は圧巻です。ヤマトホテルに泊まって良かったー。結局私にとってここが瀋陽で一番の娯楽スポットだったかもしれません。
さていよいよヤマトホテルともお別れ。
駅は旧奉天駅ではなく新しい北駅なのでタクシーで行かなくてはなりません。チェックアウトを済ませて「タクシーを呼んで欲しい」と言いました。そうしたら「タクシーは外にある」という答え。そこでポーターのいないホテルを、玄関の階段も自力で荷物を持って出ましたが…しかしここはタクシーが常時待っているようなレベルのホテルではありませんでした。外へ出てもタクシーは見当たりません。どうも「外で勝手につかまえろ」という意味だったらしいです。まあ、中国の地方都市の三ツ星ホテルにサービスというものを期待するのが間違いで、服務員さんはいつも愛想が悪くまともな応対をしてくれないのも当たり前。かつてのヤマトホテルもランク落ちしたもんです。その分安いから私でも泊まれたといえますが…。
タクシーは道で待ってたらすぐ来ました。
北駅は新しい大きな駅です。(写真右)
駅構内に入るには切符を見せて荷物検査を通らなくてはいけません。検査を通ると長いエスカレーターがあります。ホームの上に待合室が設けてあり、列車ごとに分かれて待つようになっています。私は「動車組(CRH)」という新幹線に当たる高速列車なのでちょっと高級な待合室です。切符を見せないと入れません。売店もありますが、特にお土産になるようなものはなし。ペットボトル飲料や軽食など。
アナウンスがあると該当列車に乗る人はホームに降りていきます。これがバリアフリーとは縁のない駅で、エレベーターもエスカレーターも無し。荷物を持って階段を下りなくてはいけません。列車は新幹線並みにきれいです。一等車に乗ったので座席もゆったり。
しかし、私の席は窓と窓の間で…外が見えません!かすかに前と後ろの窓の隙間からのぞくだけ。満洲の広野を眺めようと思っていたらアテが外れたので、瀋陽故宮の小冊子をながめてました。時々ウトウトしているうちに長春駅に着きました。
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