本日の日替わりランチのおかずは、青椒肉絲(チンジャオロース)と揚げ出し豆腐。
ところが、「誠に申し訳ありませんが、青椒肉絲が売り切れてしまったので焼き肉になりました」と、焼き肉の皿をドンと出される。
「それなら注文する前に言ってよ」ってのはもちろんあるけど、なぜかこの時、無性に腹が立った。
こう、眉間がピクッとする感じ。
これきしのことで、なぜ温和な俺は怒りが湧いてしまったのか。この出所不明な怒りの正体を考察してみないわけにはいかない。
この店員、隣の席の婦人には注文の時点で「青椒肉絲はないです」と断りを入れていたのだ。
その対応の差に、「サラリーマンなんて手早く食べれればなんでもいいんでしょ?」的な差別を感じ取ってしまったのか。
確かにメシ食ったらさっさと仕事に取り掛かりたいと思ってた。
その通りだ。
おかずだって、青椒肉絲が焼き肉に変わったってまったく構わない。むしろ焼き肉が出てきてちょっと嬉しかったくらい。
あ、腹が立った理由が分かったよ。
俺の考えてることが完璧に読まれていたからだ。
そうだ、その通り。
焼き肉おいしかったよ。ごちそうさまです。
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