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日記一覧

My Best Movie 2023
2023年12月31日16:39

(鑑賞した順番、数字は制作国の公開年)わたしは最悪。(2021)こちらあみ子(2022)ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022)フェイブルマンズ(2022)ザ・ホエール(2022)マイ・エレメント(2023)ブルービートル(2023)グランツーリスモ(2023) 2023

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My Best Music 2023
2023年12月30日11:27

 (順不同、オリジナルアルバムのみ選定、数字は発表された年)Fetch the Bolt Cutters(2020)/Fiona Apple かつて音楽界の荒波に揉まれて商業主義と戦ってきた仙人が、子供が遊びに興じるような自由さと悪戯心でビートを叩き鳴らしている。ゆえに最強。予

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miss you/Mr.Children
2023年12月24日13:35

 ひっそりとリリースされていた感のあるMr.Childrenの新作アルバム『miss you』。デビュー作以来となるノンタイアップが災いしてか、2年10ヶ月ぶりという彼らとしては最長のインターバルを経てるにも拘わらず、あまり話題になっていないようだ。 過去にもプ

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 目下のところ、The 1975の最高傑作のひとつとして数えられる3枚目『ネット上の人間関係についての簡単な調査』。発表当時、マシュー・ヒーリーが3枚目で大きく進化した傑作アルバムの例として、レディオヘッドの3作目『OK コンピューター』、ザ・スミス

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 ケンドリック・ラマーの最新作『ミスター・モラル・アンド・ザ・ビッグ・ステッパーズ』を聴いていてまず印象的だったのは、デュヴァル・ティモシーによるピアノの音色。もはやラップよりも三連の独奏が主役の“Rich (Interlude)”、同じく物悲しいリフが楽

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Wowee Zowee/Pavement
2023年10月03日18:04

 デビュー作以降、驚くべきスピードで進化してきたペイヴメントだったが、ここに来てなぜか急ブレーキを掛けて、急激にインディ臭くなった3作目『ワーウィ・ゾーウィ』。 ウエストコースト・ロック的なレイドバックした渋みを会得した“We Dance”から始ま

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The Ballad of Darren/Blur
2023年09月21日23:18

Blur【ぼんやりとしか見えないもの。はっきり見えないもの。ぼやけた状態】 ブラーというバンド名と彼らのサウンドについて考えたとき、あらためて言い得て妙だな、と。 昨年復活を果たしたレッド・ホット・チリ・ペッパーズとは対照的に、ブラーは誰もが一

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We/Arcade Fire
2023年09月17日11:24

 前作『エブリシング・ナウ』におけるダンス・ミュージック路線の評判が芳しくなかったことを受けてか、初期の作風に回帰した、アーケイド・ファイアの最新作『ウィ』。 もっとも僕個人の好みで言えば、前作は彼らのアルバムの中でも1,2を争うくらい好き

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Cracker Island/Gorillaz
2023年09月09日12:38

 覆面バンドであることの匿名性を隠れ蓑にして、毎回その時代ごとのムードだったり社会問題だったり、特定のコンセプトを掲げたアルバムを打ち出してきたゴリラズ。 本作『クラッカー・アイランド』とは、「同じ価値観だけを共有して幸せに暮らす理想郷」の

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 どの時期のレッド・ホット・チリ・ペッパーズが最盛期なのか。 長いキャリアを誇るバンドなので世代によって議論の余地はあると思うが、ジョン・フルシアンテが在籍していた時代こそがレッチリであり、彼のギター・ワークを超えた様々な音楽的貢献がバンド

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刹那/小沢健二
2023年08月26日14:47

 熱に浮かれたかのような90年代オザケン・ブームが過ぎ、一般層からは完全に忘れ去られていた2003年にひっそりとリリースされていた、小沢健二のベスト・アルバム『刹那』。 ただしその収録曲は、95年前後のまさしくオザケン全盛期の、しかもオリジナル・ア

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30/Adele
2023年06月29日22:57

 アデルを形容するとき、「オーセンティック」という言葉を僕は今まで何回使ってきただろう。 久々の新作『30』は、当たり前のようにオーセンティックなアルバムだし、それどころか「自分こそが21世紀の歌手のスタンダードなんだ!」と高らかに宣言するよう

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 ザ・ウィークエンドのオリジナル・アルバムをはじめて聴いているのだが、はじめての感じがまったくしない。 理由ははっきりいている。彼は数多のブラック・ミュージックのアーティストから客演としてお呼ばれされることが多く、これまで彼の声を聴く機会が

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 ローファイと呼ばれながら鳴り物入りでデビューしたペイヴメントだったが、2作目からいきなり卓越した演奏を見せる『クルーキッド・レイン・クルーキッド・レイン』。 もっとも大きい編成上の変化は、ドラムスを務めていたギャリー・ヤングがクビになり(

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Music of the Spheres/Coldplay
2023年05月13日07:56

 前作『エヴリデイ・ライフ』では久々にシリアスかつアーティスティックな方向へと軌道修正したかと思いきや、なぜか再びキラキラなポップ・フィールドのど真ん中を逆走する、コールドプレイの目下のところ最新作『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』。

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Teatro d’ira: Vol.1/Måneskin
2023年03月08日12:51

 2010年ごろからずっと叫ばれてきた「ロック冬の時代」にあって、わかりやすいロック音楽を真正面からストレートにやったことで、なぜか世界中に熱狂の渦を湧き起こしたマネスキン。 サブスク視聴を意識してギター・ソロはやめようとか、流行りのブラック・

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 寡作として知られるフィオナ・アップルが、8年ぶりに突如としてリリースした『フェッチ・ザ・ボルト・カッターズ』の前評判の高さを軽く上回る、そのあまりの衝撃、あまりの完成度の高さにただただ圧倒されている。 音楽的には、前作『アイドラー・ホイー

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 ポピュラー・ミュージック史上におけるサンプリングの使用例としては、おそらく世界最初期のひとつとされる、YMOの『テクノデリック』。 たとえば“新舞踊”におけるケチャの呪術的なリフレインなど、主にミニマルでヒプノティックな反復を強調する方向で

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The Woman in Red/Stevie Wonder
2023年01月19日22:02

 1984年公開の同名映画のサウンドトラックとして発表された、スティーヴィー・ワンダーの『ウーマン・イン・レッド』。 僕はこの映画を観てないのでなんとも言えないのだけれど、どうやら商業的にも批評的にも不評だったようで…そもそも視覚障害を持つステ

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My Best Movie 2022
2023年01月01日00:47

(鑑賞した順番、数字は制作国の公開年)パワー・オブ・ドッグ(2021)ドント・ルック・アップ(2021)プロミシング・ヤング・ウーマン(2020)アイダよ、何処へ?(2020)オールド(2021)ラストナイト・イン・ソーホー(2021)ナイトメア・アリー(2021)ラ

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My Best Music 2022
2023年01月01日00:25

 (順不同、オリジナルアルバムのみ選定、数字は発表された年)Visions of a Life(2017)/Wolf Alice 技術的にもスケール的にもレベルアップした次作『ブルー・ウィークエンド』も捨てがたいが、拙いながらもやりたいことがバシッとハマっている本作の方が

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