才能をもてあまし気味だった絶頂期のプリンスが、ついには自身のバンド、ザ・レボリューションを解散させ、作曲から演奏まですべてを独りでこなしたという、真の意味でのソロ・ワーク『サイン・オブ・ザ・タイムズ』。(しかも2枚組) このような経緯を聞
セルジュ・ゲンスブールの愛娘、シャルロット・ゲンスブールの20年ぶりのアルバムです。 同郷のエールが作曲を担当、元パルプのジャーヴィス・コッカーが作詞、そしてプロデューサーにナイジェル・ゴッドリッチを迎えるなど、さりげに豪華なメンツが携わっ
前回、ケミカル・ブラザーズの“セッティング・サン”を紹介したので、そのついでに誰もが知ってるこの有名曲を紹介したいと思います。 ビートルズのなかでもとくに「革新性」について語られることの多い楽曲ですが、どこが革新的に優れているかについては
00年代後半、ニューレイヴだとかいう胡散臭いムーヴメントが勃発したとき、僕が真っ先に思ったのは「一昔前のケミカル・ブラザーズみたいな音楽だな」ってことだった。 自分の認識としては、ダンス・アクト側がロックのサンプルからオカズの多いブレイクビ
スティーヴィー・ワンダーの音楽を聴いていると、思わず神に祈りを捧げたくなるような崇高な気持ちになるときがある。 宗教的とでも言うべきか。実際、70年代のスティーヴィーは作品全体からスピリチュアルな雰囲気を醸し出していて、それが最大の魅力にな
レディオヘッドにしては、妙にアングラ臭いアートワークだ。 プログレとかポスト・ロックとかあっち系のアルバム・ジャケットっぽくて、なんかイメージと違うなぁって思ってたら、鑑賞してみて本当にそれっぽい音楽でビックリ。 いきなり妖しく不穏なムー